暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep5激突の空〜Air combat〜
[5/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
奴の前に蒼い光球が1つある。直撃は撃墜必至。しかし避けるには全てが遅すぎた。刹那の間、“レヴァンティン”のカートリッジをロード。

轟き響け汝の雷光(コード・バラキエル)!」

そして放たれる砲撃。防げないのであれば真っ向から斬り伏せるのみ。そう考え、視界が蒼の雷に染まる中で“レヴァンティン”を振り払おうとした時・・・

「させん!」

――鋼の軛――

私と砲撃の間に鋼の軛が何十と立ち、砲撃を防いだ・・・と思ったのだが、砲撃の威力は尋常ではなく拘束杭を全て粉砕した。

「だが!」

この刹那の好機、決して無駄にはせん。砲撃へと真っ向から突撃し、そして紙一重で避けてそのままセインテストの元へと向かう。砲線はまだ途切れない、セインテストもまだ砲撃を撃った体勢のままで硬直中。行動に移るまでもう猶予は無いが、その猶予をすべて私の好機に変えてみせる。

「紫電・・・」

1秒とせずに“レヴァンティン”の間合いにセインテストを入れる。

「一閃!」

火炎を纏う“レヴァンティン”による斬撃を奴へと繰り出した。世界が鈍くなったかのような視界の中、“レヴァンティン”の刃が奴に当たるというところで、直上より高速で落ちて来た奴の十字架が“レヴァンティン”の腹に直撃し、「な・・・!?」その衝撃で私の手より“レヴァンティン”が弾き飛ばされてしまった。

「終わりだ」

セインテストの声がいやに大きく耳に届いた。しかしな、セインテスト。お前もまた周りを見ていない。

「「おおおおおおお!」」

――ラケーテンハンマー――

――守護の拳――

ヴィータとザフィーラによる左右からの挟撃。セインテストは「チッ」私を討つ機会を失ったことで舌打ち。急速後退して2人の攻撃を回避した。あぁ、またふりだしかと気が重くなったその時、奴の両腕がバインドで拘束された。

「くそっ、ここでか・・・!」

我々の誰の物でもないバインド。だが、「ヴィータ!」この機会は逃せない。

「おうよ! ラケーテン・・・ハンマァァァァーーーー!」

すかさずヴィータに追撃を指示。セインテストは足掻き、バインドを破壊して解放されたが、回避する間もなく「ぐあ!」ヴィータの一撃を受け、砂漠へと墜落した。

「ちきしょう! ギリギリで防がれた!」

私は「この好機を逃すな! しかし警戒は怠るな!」と、一気に勝敗を決するがため、我々は接近戦を挑むべく最接近を試みる。

†††Sideシグナム⇒ルシリオン†††

シグナム達を待ち構えていた時に、結界に何者かが侵入してきたと頭の中で警報が鳴った。クロノの魔力パターンではなかったから、なのはのリンカーコアから魔力を奪ったあの腕の持ち主か、または俺を足蹴にした奴か。
しかし、ここか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ