暁 〜小説投稿サイト〜
夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
約束の結婚前夜(翔ひび)
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「響……」
「うん……いいよ……」

窓からの月明かりが照らす中、翔と響は見つめ合う。
今宵、二人は遂に誓約を解禁する。

『結婚するまではゴムを付ける』

当たり前だ。この約束をした当時、二人はまだ未成年だったのだから。

翔と響はこれまで、国連直轄タスクフォース『S.O.N.G.』所属のシンフォギア装者及び伴装者として、常に前線で戦い続けて来た。

戦場を共にする仲間であると同時に、相思相愛の恋仲でもあった二人は、任務を終えて火照る身体で向かい合う度に、今以上の関係を求めるようになって行った。

最初の頃は、そのままシャワーやトレーニングに直行する事で振り払って来たが、日に日に翔は己の内に沸いた欲望を抑えられなくなり、それは響も同じであった。

そしてある日、二人はとうとう行為に及んだ。

お互い、愛する者の裸の肉体に触れ、求め合った。

そして、いよいよ本番……となった所で翔の頭に浮かんだのは、一抹の不安だった。

『勢いに任せた結果、妊娠させたらどうする?』

そんな事になれば、互いに後悔する事になりかねない。
そこで二人は、行為に及ぶ時は必ず避妊するように固く誓い合ったのだ。

あれから幾多の危機が世界を襲い、その度に二人は頼もしい仲間達と共にそれらを乗り越えてきた。

そして、遂に迎えた結婚前夜。二人は初めて、ゴムなしで愛を確かめ合うのである。



「ん……ちゅっ……」
「んむ……ちゅうっ……」

響が翔の首に両腕を回すと、翔は響の唇を奪う。
舌を絡め合う濃厚な接吻が数秒続き、唇を離した時には交換した唾液が口元から糸を引き、薄明かりに光っていた。

「えへへ」

照れ笑いする響を見つめて微笑んだ翔は、密着する響の背中に回していた手を、肉付きの程よい大きな尻へと伸ばして鷲掴む。

「ひゃうっ!?」

突然強めに掴まれ、響は驚きビクッと飛び跳ねる。

「何回聞いても、響の声は可愛いな……」
「こっ、こんな事されながら言われてもぉ……」

揉まれる度に、下腹部に熱が溜まっていく。
もどかしさに太腿を擦り合わせ、膝の力が抜けていく感触に響は、自らの体重を彼へと預け始めていた。

やがて、翔の手はその下へと伸びていき、指先は秘裂へと触れる。

細長い彼の指先が、いやらしい手つきで膣肉を押し広げては内側を刺激し、ぐちゅぐちゅと音を立てさせる。

二本の指で弄られ続け、響は遂に潮を吹いた。

「はぁ、はぁ……んッ!!」
「イッたな、響」

下着越しにも分かるほど、秘部は溢れ出した蜜でグショグショに濡れていた。

「もう、脱いだのと変わらないよぉ……?」

下着を丸ごと脱ぎ捨て、響は翔の上着も脱がせると、そのままベッドへと押し倒す
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