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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第62話 命を奪う水と命を癒す水、救うための鍵はグルメ細胞!?
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ゃ」
「美食神アカシアと伝説の料理人フローゼ……そういえば婆ちゃんはアカシアの弟子の一人であった親父やノッキングマスター次郎と親しい仲だったな。やっぱり婆ちゃんも……」
「うむ、あたしゃもアカシア様とフローゼ様にお会いしたことがある」
イッセーは前に一龍やノッキングマスター次郎がアカシアの弟子だと知った。その両者とも親しい節乃ももしかしたらと思っていたがその予想は当たっていたようだ。
「特にフローゼ様には料理のイロハを教わってな、あたしゃにとって師でもあるお人じゃったんじゃ。この療水もフローゼ様がくださったものでな、あたしゃは僅かに残ったこの療水を大事に保管しとったんじゃが何故かここに来る際にあたしゃに語り掛けてきたんじゃよ。『連れて行ってほしい』とな」
「そうだったのか……」
以前節乃が話していた食材の声を聴く力、それが小猫達を救う事になるとは節乃も思っていなかっただろう。もしその声が無ければ小猫達は死んでいたのは間違いない、イッセーはアカシアやフローゼ、節乃に食材である療水にも心から感謝した。
「じゃが小猫達が以前命の危機であることに変わりない。そもそも豪水を飲んで死んでしまうのはその生物が本来一生をかけて使うエネルギーを一度に使い切ってしまうからじゃ、小猫達が悪魔でなかったらとっくに死んでおったわ」
節乃は前に一龍から異世界や悪魔の事を聞いているのでリアス達が人間でないことは知っていた。仮に聞いていなくても人間と悪魔では体の作りが微妙に違うので実力者である彼女なら一目で分かっただろうが。
「じゃあ小猫ちゃん達は本来一生をかけて使うべくエネルギーを殆ど使い切ってしまったって事か?」
「うむ、その通りじゃ。更にそれだけの巨大なエネルギーを引き出せば身体ももたんわい、このままでは二度と目覚めることは……」
「ふわぁ……おはようございます……」
「おはよう、小猫ちゃん。目覚めることは……お?」
「おはよう、小猫。ないじゃろうな……ん?」
節乃の話の途中で小猫が目を覚まし体を起こして二人に挨拶をする。普通に返した二人だが直ぐにおかしいと気が付いた。
「小猫……ちゃん……?」
「はい、あなたの小猫です。ふわぁぁぁあ……良く寝ました」
「小猫……?」
「あれ?何で節乃さんがアイスヘルにいるんですか?」
(どうしよう、彼らの治療で話聞いていなかったから俺空気だわ)
(あの人は誰なんでしょうか?何となく次郎さんに似ているような……)
唖然とするイッセー、珍しくうろたえている節乃、そしてマッチ達を治療していた鉄平を見てそれぞれの感想を思い浮かべる小猫……知らない人が見れば何ともおかしな光景だろう。
そして……
「えぇえエぇぇェぇ
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