第五十六話 卒業式の前その七
[8]前話 [2]次話
「高校の三年間大きかったわよ」
「そうなのね」
「それで今度の大学の四年間もね」
この時もというのです。
「絶対にね」
「将来に生きるのね」
「そうなるから」
だからだというのです。
「頑張ってね」
「大学の四年間も」
「これからもね」
「頑張って種を蒔いて」
私はあらためて言いました。
「そうしていけばいいのね」
「そうよ、千里自身の為にもね」
「あと四年ね」
三年間あっという間に終わってです。
「どうなるかわからないけれど」
「大学は詰所から通わせてもらうでしょ」
「ええ、もう決まってるから」
詰め所でひのきしんをさせてもらいながらです。
「四年ずっとあそこにいるわ」
「詰所は色々な人が出入りするから」
だからだというのです。
「色々な人に出会えるからね」
「その人達の出会いがなのね」
「千里の種になるのよ」
「人と出会うこと自体gなのね」
「だからね、詰所に入らせてもらうことを決めたのはいいことよ」
私がそうしたいと言ってそうしてお父さんとお母さんがそれならと認めてくれて大教会にお願いして決まりました。
「四年間じっくりとね」
「頑張って」
「種を蒔いてね」
「わかったわ」
私はお母さんの言葉に頷きました。
「絶対にそうしていくわね」
「こうして神殿に参拝することもね」
このこと自体もというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ