暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11合流〜The last Jewel seed〜
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がら詰め寄ってきたがそんな場合じゃない。

「フェイト、何を心配しているのか判らないけど、変更はない。少し休憩をしたら海上に向かう、いいね?」

「む〜」

フェイトの機嫌が一気に急落したが、こればかりはどうしようもない。アルフはフェイトの機嫌取りに必死だ。すまないアルフ。それから俺たちは弁当を広げ、昼食を摂り始めた。フェイトは弁当を食べ始めると機嫌が良くなった。やはり女の子は、美味しいものには目がないのだろう。花より団子だな。言ったら怒られそうだから言わないが。

†††Sideルシリオン⇒フェイト†††

昼食と休憩を終えた私たちは、残りの“ジュエルシード”が眠ってるって考えられる海上へとやって来た。結果として推測は的中。海中に魔力反応。間違いなく“ジュエルシード”がある。魔力察知に長けるルシルも「当たりだな」そう言うから間違いない。

「ルシル、本当に大丈夫?」

今回、魔力流を撃ち込むことになっているルシルに言葉を掛ける。ルシルは大丈夫だって言ってたけど、やっぱり心配だ。

「フェイトは心配性だな。本当に問題ないよ。それじゃあ始めるから、準備してくれ2人とも」

だって気になるんだもん! また無茶されて血がいっぱい出たら、とか思っちゃうよ。そんな私の気持ちに気付かないルシルが魔力流を撃ち込む用意をし始め、「フェイト、封印の準備を。アルフもその補佐を」って私たちにも準備するように言ってきた。

「う、うん!」

「あいよ!」

私とアルフは指示通りに、いつでも“ジュエルシード”を封印することが出来るように準備を始めた。

「我が内より出でよ。貴き英雄よ」

ルシルが呪文を唱える。

「来たれ! 雷光の化身ヴォルティエ!」

その言葉と共に強烈な光が生まれて、一瞬だけ目の前が真っ白に染まる。光が治まって、私たちの前に現れたのは、見たこともない蟲?のようなもの。ルシルって召喚魔法も扱えたんだ・・・。
私とアルフは、召喚されたソレが一体なんなのかと注意深く、その・・・一言では言い表せない、金色で平たくて丸ばっていて、体中に目のような模様があって、蟲のような羽を持ってる正体不明の様子を窺がってみる。

『ねぇ、アルフ。この蟲?・・・たぶん生きてる蟲じゃない気がする』

『あたしもそう思うよ。理由は判らないけど、何ていうか本能がそう訴えてきてるような感じなんだ』

生き物じゃない。ただ直感が告げてくる。私たちがおかしな顔をしていたのか、ルシルがこの蟲?のことを説明してくれた。

†††Sideフェイト⇒ルシリオン†††

フェイト達がヴォルティエを見て困惑しているのに気付き、コイツのことを話す。

「ああ、コイツの名前はヴォルティエといって、魔力だけで構成された一種の使い魔
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