暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11合流〜The last Jewel seed〜
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出来るが、可能な限り戦闘は避けたい」

「うん、それは仕方ないよね。ルシルなら大丈夫って思うけど、やっぱりあまり戦いたくないし、戦わせたくないから」

私はフェイトの頭を撫でながら「優しいな」と微笑みかけると、フェイトは「むぅ、子供扱いしないで」と頬を膨らませるが、嫌がっていないのは一目瞭然。フェイトは事実優しい子だ。あんな母親の目的のために全力で、でも他人を傷つけたくないって頑張っている。ああ、だから彼女の苦しみが少しでも軽減されるなら、俺が戦うべきなんだろう。しかしそれも許されない。フェイトの優しさがそれをさせない。

「けどさぁ、こんなに探しても見つからないなら、地上にはもう無いんじゃないかい?」

アルフが的確な疑問をぶつてきた。さすがフェイトの使い魔、時々オツムが優秀になるな。

「お、判っているなアルフ。それについては俺も考えていた。地上はほとんど探したから、残るのは・・・」

「海、だね」

フェイトが俺の発言の後を継いで答えを口にした。

「そういうこと。だが、海中のジュエルシードの回収をどうするかなんだが、何か策はあるか? フェイト、アルフ」

聞かずともこの2人なら以前と同じように、強制発動する、とか言いそうだ。まぁ、実際それしかないと俺も思うが、あれはあまりやりたくはない。残りが海だとすると、一斉に覚醒しては間違いなく苦労する。たった1個の暴走で、俺は死にかけた。次は複数個。あぁ、間違いなく酷いことになる。

「えっと、前みたいに魔力流を撃ち込んで、強制発動するしか・・・ないかな」

「そうだね〜、もうそれしかないんじゃないかい?」

やっぱり、それしかないか。なら覚悟を決めよう。

「・・・判った、ただし魔力流を撃ち込むのは俺がやる。フェイトはジュエルシードの封印に全力を尽くしてくれ。アルフはフェイトのサポートに全力であたってくれ」

「ルシル!?」

「ちょっと待ちな!? あんたに出来るのかい!?」

2人が驚いているが、この役割を変更するわけにはいかない。それに複製術式を使えば、フェイト以上の魔力を扱えるから、強制発動させるのは俺でも十分に可能のはずだ。

「ジュエルシードを封印できるのはフェイト1人だけだ。封印する前に魔力が切れては意味が無いからフェイトはダメだ。アルフもまた、フェイトの使い魔だから主をサポートするのは当たり前。なら消去法で俺がすることになる。拒否は認めないぞ。今度は俺のわがままを聞いてもらうからな」

「でも、でも」

フェイトはあまり納得していない様子だな。一方アルフは納得しきれていないが仕方ないといった感じか。

「大丈夫だよ。失敗はしないし、何があっても2人は俺が守るから」

「そうじゃなくて!」

フェイトが怒鳴りな
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