暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11合流〜The last Jewel seed〜
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ーノ君もお礼を言う。そして、これから過ごすことになる部屋へと案内されて、「失礼しま〜す」自動ドアがシュッと開いて、私は部屋に入った。明かりも自動で点いて、決して狭くない内装をぐるりと見回した。
「割と広いんだね・・・って、あれ?」
部屋に入ったのは私だけ。ドアが閉まったのを見て、頭の上にクエスチョンマークを浮かべちゃう。
「シャルちゃん? ユーノ君?」
すぐにドアを開けて通路へと戻って、ここから去ろうとしてたシャルちゃんとユーノ君とクロノ君に「ねえ! シャルちゃん、ユーノ君、どこ行くの?」って声を掛ける。すると3人は振り向いて私を見た。
「ん? シャルやユーノには別の部屋を用意しているんだが」
「同じ部屋に2人だと狭いでしょ?」
クロノ君とシャルちゃんがそう言ってきた。でも用意された部屋は、2人ならまだ大丈夫な広さだし。さすがに3人は無理だけど。私とシャルちゃんなら十分に快適に過ごせるし、ユーノ君もフェレットに戻ればいいと思う。
「え〜? 一緒じゃダメなの? 私はシャルちゃんと一緒に寝たいな〜」
私は「一緒の部屋にしようよぉ〜」ってシャルちゃんに頼み込む。シャルちゃんとクロノ君は顔を見合わせて、「部屋割に関しては2人の方で決めてくれていい」とクロノ君が任せてくれた。私はシャルちゃんをじぃーと見つめる。するとシャルちゃんは「・・・まぁ、私もどっちでもいいわ」って折れてくれた。断られなかったことが嬉しくて、シャルちゃんに駆け寄って両手を取って上下に振る。
「うん! じゃあ一緒に寝ようねシャルちゃん!」
「え、ええ。・・・すごく嬉しそうね、なのは。まぁ、私も・・・嬉しい、かな」
「にゃはは♪」
シャルちゃんが苦笑い。でも少し照れてるみたいで頬がちょっと赤くなってる。
「ユーノ君は・・・」
「僕? 僕はもうこの元の姿でいようと思うから、以前シャルに言われたとおり7歳以上は男女別々ってことで」
「そもそも風紀的に僕が許さないけどな。ほら、ユーノ。君の部屋はこっちだ。少し離れたところになるが、これも男性区画と女性区画で分けているからだ。このルールに従ってもらうぞ」
「解かってるよ。それじゃあ、なのは、シャル。おやすみ。また明日」
クロノ君に連れられて部屋を後にするユーノ君に、私とシャルちゃんは2人に「おやすみなさい」挨拶して見送った。
「じゃあ私たちも明日に備えて寝ましょうか」
「うん!」
パジャマに着替え終えて、私とシャルちゃんは同じベッドに入る。布団の中で向かい合って、「シャルちゃんと一緒に寝るの久しぶりで、すごく嬉しい♪」今抱いてる思いを伝える。
「ふふ。そう言えば、こうして同じ布団で眠るのは、私があなたと出会った初日だけだったものね
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