暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep11合流〜The last Jewel seed〜
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んとユーノ君がジュエルシードを集めている理由は判ったけど、この黒い服の子たちはどうしてかしらね?」
「彼女たちの話では、彼はこの2人の幸せのためだと言っていたらしいです。それが本当かは判りませんが」
「2人の幸せのため、か。まだこんなに小さい子供なのに、他の人の幸せのために戦っているだなんて、一体彼は何を思っているのかしら?」
ゼフィという少年の目的。それは黒衣の少女と使い魔の幸せのためだけに動いている、らしい。真実かはどうかは判断できる要素が少ないため何とも言えないが、自分自身のことはどうでもいいと思っているのだろうか?
何ひとつ答えの出ない問いに苦労している最中、ユーノから、なのはがアースラに滞在するための了解をご家族から得られた、との通信が入ってきた。
「判った、すぐ迎えに行くから待っていてくれ。それでは艦長、彼女たちを迎えに行ってきます」
「ええ。お願いするわね、クロノ」
「いってらっしゃ〜い♪」
艦長とエイミィに見送られながら、僕はなのは達を迎えに行くために踵を返した。
†††Sideクロノ⇒ルシリオン†††
「さすがにもうまずいよ、フェイト、ルシル」
アルフが管理局が干渉してきたことで弱音を吐く。まさか彼女が弱音を吐くとは思わなかった。俺も「確かにまずいかもな」とアルフに同意する。もちろんアルフの心配とは別の心配で、だが。当然、俺が弱音を吐くと思ってもいなかったフェイト、素直に同意されるとも思っていなかったアルフが「ルシル?」とキョトンとして俺を見る。
「ちなみに俺の心配は、アルフの心配とは別だ。アルフは組織としての戦力が心配なんだろう?」
しかし俺は違う。俺が恐れているのは「俺は組織としての探索能力の方が心配なんだ」と肩を竦める。
「あ、そっか。組織だって探索されたら、すぐに残りを集められちゃう」
フェイトが俺の弱気な発言の意味を知り、納得する。そう、組織の強みは人数とサポート班の存在で、人海戦術などですぐに探索されてしまうだろう。となれば、たった3人、しかも封印できるのがフェイトだけとなる俺たちが圧倒的に不利だ。そんな俺とフェイトの管理局の戦力性危機感を度外視している態度に、「でも!」とアルフが縋ってくる。
「アルフ。執務官とはそれなりの実力を備えたエリートなんだろう? なら、あの程度が管理局の凄腕なら俺ひとりで十分に無力化できる」
クロノと名乗った少年は、見た限りでもそれなりの危険を潜り抜けてきたことくらいは判る空気を持っていた。だが、たかが十数年の生きただけの子供に、数千年と存在し幾たびの死線を越えてきた俺の経験に勝てるわけがない。
空戦に持ち込んでしまえば、空を飛ぶことの出来ないシャルは無力化され、なのはやクロノにも遅れをとることはないは
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