第56話
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な…………本来の歴史だとジョルジュ君がアンちゃんを…………」
「…………ゼリカを銃撃したのはジョルジュ――――――いや、”ゲオルグ”の意志か?それともアルベリヒが関わっているのか?」
更なる驚愕の事実を知ったアンゼリカは絶句し、トワは悲痛そうな表情をし、クロウは真剣な表情で訊ねた。
「”どっちも正解よ。”ヒンメル霊園には”銅のゲオルグ”に”黒のアルベリヒ”も同行していたそうでね。”知り過ぎてしまったアンゼリカ・ログナーを始末する必要があると判断したアルベリヒの指示とアルベリヒ同様アンゼリカ・ログナーを始末する必要があると判断したゲオルグの意志”によって、アンゼリカ・ログナーはゲオルグに銃撃され、銃撃後は遺体になったかまだ生きているか知らないけど、銃撃されたアンゼリカ・ログナーの肉体や”偽物のCの遺体”も持ち去ったとの事だから、アンゼリカ・ログナーは生死不明になったそうなのよ。」
「アンゼリカさんの件に”あの人”まで関わっていたなんて…………」
「アリサさん…………」
レンの答えを聞いて辛そうな表情を浮かべるアリサをエマは心配そうな表情で見守っていた。
「そしてユーゲント三世が銃撃された後みんなも知っているように”星杯”が出現し、新旧Z組はこの世界同様先に”星杯”に入った鉄血宰相達を止める為かつ情報局の謀によって拉致された”黒兎”を救う為に”星杯”に突入したのよ。」
「へ…………じゃ、じゃあ本来の歴史ではミリアムじゃなく、”黒兎”が”根源たる虚無の剣”に選ばれたんですか!?」
説明を続けるレンの話を聞いてある事に気づいたマキアスは驚きの表情で訊ねた。
「ええ。――――――とはいっても、本来の歴史の流れの”白兎”も”黒兎”を守る為にこの世界で起こった出来事同様”黒き聖獣”との戦いで追い詰められたリィンお兄さん達や”黒兎”を庇って命を失った事で”根源たる虚無の剣”になったそうだけどね。」
「そ、そんな…………それじゃあ正しい歴史でもミリアムが死ぬことは決まっていたって事になるじゃないですか…………」
「チッ、まさにクソッタレな話だな。」
ミリアムに関するある事実を知ったアリサ達がそれぞれ血相を変えている中エリオットは悲痛そうな表情をし、クロウは舌打ちをして不愉快そうな表情をした。
「で、ここからがアンゼリカ・ログナーに続く肝心の”犠牲者”の話に続くのだけど…………”星杯”出現後、帝都での異変を知ったオリヴァルト皇子がこっちでの出来事のようにカレイジャスで”星杯”に向かったのだけど…………”星杯”に到着した直後、”ある人物”が起爆スイッチを押した事で”カレイジャスにあらかじめ仕掛けられた爆薬によってカレイジャスが爆散した為、その際にオリヴァルト皇子は艦長のアルゼイド子爵やサポーターとして同乗していたトヴァル・ランドナー、そして
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