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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第56話
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した旧Z組メンバーはトールズ卒業後実家の運営を手伝う道を選択して、顧問として復帰した祖父や使用人に支えられながらマネジメントを学んでシニアマネージャーとしての資格を得た後、ARCUSUと魔導杖部門の責任者に就任したアリサ・ラインフォルト、卒業後父とは異なる道に進むことを考えて帝国の政治学院へと進んで僅か1年で必要単位を修得後、19歳という異例の若さで『司法監察院』入りを果たして帝国各地で監察業務を行っているマキアス・レーグニッツ、そして卒業後消息不明になった蒼の深淵を本格的に探す為に故郷で秘術と帝国にまつわる歴史を”長”から学んで一人前の”魔女”として認められ、”蒼の深淵”の行方を追いつつも魔女と地精が築いた場所を探し求める旅をしていたエマ・ミルスティンよ。」
「私が”室長”に…………それに”ARCUSU”は名前からして、間違いなく”ARCUS”をより進化させた戦術オーブメントなんでしょうね。」
「『司法監察院』か…………確かに内戦の件でオズボーン宰相――――――帝国政府に疑念を抱いた今の僕なら帝国に”何が起ころうとしているのか”を探る為にもその進路に進んでいたかもしれないな…………」
「私は姉さんや魔女と地精が関係する場所を探す旅を…………」
「…………アタシ達に関しては今回の件がなかったら、この世界のアタシ達も本当にそうなっていた可能性は高かったでしょうね。」
「というか本来の歴史の流れでも、相も変わらず放蕩しておるのか、放蕩娘(ヴィータ)は…………」
「フフ、恐らくだけどその頃の私は『黒の工房』の実態やオズボーン宰相の正体を探っていたのでしょうね。――――――実際、あの内戦の後は今回の戦争が起こらなければそのつもりだったもの。」
本来の歴史の流れの自分達の事を知ったアリサ達がそれぞれ考え込んでいる中、セリーヌは静かな表情で呟き、呆れた表情をしたローゼリアに視線を向けられたクロチルダは苦笑しながら答えた。

「3度目の場所はオルディス地方で、リィン・シュバルツァーに協力した旧Z組メンバーは担当教官だったサラ・バレスタインを含めた残りの4人よ。ちなみに4度目の場所は帝都(ヘイムダル)で、その時は新旧Z組が全員で協力した――――――以上よ。」
「ちょっと!?何であたし達の事についての説明だけ省略するのよ!?」
「まあ、残りの面子を考えればわざわざ説明を聞かなくてもどのような進路に進んでいるのか、大体は想像できると思うがな。」
「サラ教官は遊撃士に復帰、ユーシスは実家である”アルバレア公爵家”での領主関連の仕事、ミリアムは情報局としての活動、そしてオレは共和国と帝国の関係が更に悪化した事で、故郷や家族を守る為にノルドで活動…………といった所だろうか?」
そしてアリサ達と違って更に説明を省略したレンの話にその場にいる多くの者達が冷や汗
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