第56話
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ら、そんなリィン・シュバルツァーを支える為にも早くトールズを卒業して自分達の力を更につけて、リィン・シュバルツァーを支える為だったそうよ?」
「リィンの為に…………」
「本来の歴史のリィンさんは何故帝国政府の思惑通りに動いていたのでしょうね…………?」
「ハッ、大方ギリアスの野郎の事だからリィンが動かざるを得ない状況に追い込んだに決まっているだろうが。」
説明を聞いたアリサが複雑そうな表情をしている中、不安そうな表情で疑問を口にしたエマの疑問に鼻を鳴らしたクロウは不愉快そうな表情で答えた。
「ええ、その点に関しては”C”の言う通りよ。――――――話がまた逸れ始めてきたから戻すけど、第U分校の他の教官陣は元特務支援課の一員であったランディお兄さん――――――ランドルフ・オルランド、トールズ本校卒業後『帝国の未来』を見極めるための勉強として帝国各地の 非政府組織 ( NGO ) 活動に参加していたトワ・ハーシェル、主任教官は鉄道憲兵隊所属の”不撓”の異名を持つミハイル・アーヴィング少佐、特別顧問としてG・シュミット博士、そして分校長は”黄金の羅刹”オーレリア・ルグィン元将軍よ。」
「ふえっ!?わ、わたしまでその第U分校の教官に…………!?た、確かに卒業後非政府組織 ( NGO ) の活動に参加する事も進路の一つとして考えていましたけど…………」
「クッ…………教官服姿のトワも是非見たかったよ…………!その点に関しては本来の歴史の私に嫉妬してしまうよ…………!」
「し、しかもシュミット博士までそのトールズ第U分校に関わっているなんて…………」
「…………博士の事だから間違いなく目的は自分の”研究”関連でしょうね。」
「鉄道憲兵隊のミハイル少佐というと…………西部での活動の時に協力してくれた彼か。」
「彼に関しては間違いなく宰相殿達帝国政府からの”監視役”だろうねぇ。リィン君やランディ君もそうだが、何よりも”分校長”が帝国政府が最も警戒すべき人物との事だしね。」
「…………まさかあのオーレリアがその第U分校とやらの分校長とは、私も今の話を聞いた時は正直驚きました。」
「フフ、あの将軍が士官学院の分校長になるなんて、一体本来の歴史では何があったのか個人的には気になるわね。」
説明の中で自分の名前まで挙がった事にトワが驚いている中アンゼリカは悔しがり、驚きの表情で呟いたマキアスの言葉を聞いたアリサは複雑そうな表情で推測し、ある人物に心当たりがあるミュラー少佐はその人物を思い浮かべ、疲れた表情で呟いたオリヴァルト皇子に続くようにアルゼイド子爵とクロチルダは苦笑しながら答えた。
「――――――話を続けるわ。内戦後のエレボニアは共和国や結社、そしてそれらに連動するかのように帝国の領土内で動き始めている多数の猟兵団。当然帝国政府はそ
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