第2章(原作2巻) 堕ちし刃(デュエル・バウト)
第21弾 刃と刀(エッジ・トゥ・ブレード)
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にこの戦闘で得たある行動が浮かぶ。
それしか無いと確信した俺は、体の制御をバーストモードの意識に預けるのだった。
直後、俺が捕らえるのは右手で振りかざされた2段目の斬撃。
行動する事など不可能な状況下で、バーストモードの俺ははとある動きを行う。
それは、空いている左手を太刀筋に置くと言う行為であった。
そして、刃と触れ合う瞬間、バーストモードの俺は刀と同じ速度で下ろしながら、左手の5本の指先で真剣白刃取りを行った。
この行動を敢えて名付けるなら???『五本指真剣白刃取り』ッ!
「……何ッ?!」
スローモーションが解除され、視界の認識が通常に戻ると同時に、周二がそんな声をあげるのであった。
俺は右手のベレッタを破棄すると、DEを即抜きした。
「……観念しろ。『妖刀』???いや、千葉周二!」
その言葉とともに、俺はDEの銃口を向ける。
対する周二は、我に帰ると同時に左手の刀を下段から斬り上げてきた。
だが、その一撃が俺に届く事はないだろう。
何故ならば???
「……させないよ!」
マキが受け止めるから、な。
受け止められた周二は、再び驚愕するのであった。
「千日手……だろ?」
「どうかな?」
そう言った周二は、右手の西洋刀剣を離し、左手の日本刀を両手持ちに構え直す。
「……沈め!」
「だから、お前はもう千日手なんだってば」
直後、周二の左右に凛音と歳那が現れ、寸分の違いも無く刀の同じ位置を両サイドから斬り付ける。
そして、離れると同時に俺の背後から飛び上がった周一が、刀を持ったまま前宙して、その勢いを利用し周二に斬り掛かる。
「「「???攻防一撃』ッ」」」
3人の重なった声が倉庫内に響き渡った後、周二はゆっくりとその場に倒れた込んだ。
「……終わった……のか」
「……みたいだ」
俺は内心ホッとしながら、DEをホルスターへと戻した。
そんな俺の元に、マキが駆け寄ってくる。
「これ、ありがとう」
「ああ。それより、さっきの大丈夫だったのか?」
「うん。紙一重で避けたから」
「じゃあ、アレ演技だったのな」
「そう言う事」
それを聞いた俺は、苦笑した。
マキは、そんな俺を不思議そうに見つめるのだった。
「いや、あの場面でも演技できるあたり、流石だなと思っただけさ」
そう言った俺は、周一の側へと向かう。
「周一……」
「……大丈夫……か?」
「俺は、取り敢えず平気」
「それより今の、どうやって一撃で仕留めたんだ?」
「人体には経絡って箇所があるんだが、そこのある一定のラインを峰打ちし
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