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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 勇ましき姫は、快楽に狂い子を孕む
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聖国中を冒険し、数多の困難を踏破してきた、その美しく肉感的な足を。
 裏側から指先に至るまで、全ての思い出を冒涜するかの如く。獣欲のままに舐めしゃぶられることになるなど、この時の彼女達には知る由もなかったのだ。

 ◇

 そして。

 ジルフリーデをはじめとする4人の美女が、アンジャルノン率いる帝国軍との戦いに敗れてから、1週間。かつての女傑達は今、凄絶な快楽地獄に堕とされていた――。

 ◇

 絶世の美貌と豊満な胸。透き通るような柔肌と肉感的な臀部。
 至宝の王妃(アリアレイテ)を母に持ち、民に愛された王女ジルフリーデは、聖国という国の象徴(シンボル)ともいえる存在であった。

「はぁあぁああーっ! あっ、あっ、あぁはぁあっ! ひぃいぅううっ!」

 そんな、誰からも愛される優しく勇敢な美姫。だった()は今――浅黒い肌を持つ巨漢に跨り、恍惚の笑みを浮かべて腰を振り続けている。
 その姿に、かつての気高さは微塵も残されてはおらず。甘い吐息を漏らす桜色の唇も、柔肌に張り付く藍色の髪も、上下に弾む乳房も。全てが男を誘う色香を放ち、娼婦にも勝る淫らな姿を晒していた。

 この王族の寝室でアンジャルノンと交わるようになり、1週間。すでに姫君の肢体は、彼の味を奥深くまで覚え込まされていた。

「どうだ、ジルフリーデ。そろそろ俺のモノになる決心がついたのではないか?」
「……っ! そ、それはっ……ぅあぁああんっ!」

 嗜虐的な笑みを浮かべ、そんな王女の痴態を堪能していたアンジャルノンは――下からの「衝き上げ」を止めると、悪意に満ちた質問でさらに彼女を追い詰める。
 その言葉で我に帰り、言い淀むジルフリーデを襲ったのは。危ない日(・・・・)を迎えた子宮を抉る、剛剣の責めであった。
 入り口をぐりぐりと嬲られ、僅かに戻った理性が、再び揺さぶられていく。

 このまぐわいが気持ちいい。気持ちよくてたまらない。
 そんな言葉は口が裂けても言えないであろう、無垢にして清廉な姫君である彼女には、非情極まりない責め苦であった。
 敢えて屈服を意識させるような言葉を放ち、理性による拒絶へと向かいかけたところで、さらに子宮を――他の男では到底届かないようなところを、突いて嬲り、弄ぶ。

 それは一見、選択肢を与えているようにも取れるが。実際は、アンジャルノンの掌で翻弄されているに過ぎず――ジルフリーデは理性と本能の鬩ぎ合いに、唇を噛み締めていた。

「んっ……ふっ、くぅっ……!」

 そうしていないと、喘ぎ声を漏らしてしまうからだ。屈服を、認めてしまうからだ。

「……!? は、ぁあっ……!」
「ククク……俺の前でくらい、正直になってみればどうだ? お前が何を口走ったところで、何と叫んだところ
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