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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 男勝りな女戦士は、雌として喘ぎ懐妊する
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は、替え難い救いとなっていたのである。
 ベーナゼットに手を引かれ、温泉に向かう姫君は――白い歯を覗かせ、明朗快活に笑う彼女に釣られるように、微笑を浮かべていた。

「……本当に、強いのですね。ベナは」
「へっ……あったり前でしょ! アタシ達の中に、弱い奴なんて1人もいない。絶対、帝国軍のサル共に一泡吹かせてやるんだからッ!」
「ふふ……はいっ!」

 そんな彼女達は、戦いの中で積み重ねてきた友情を、確かめ合うように。艶かしい衣擦れの音と共に、装備を脱いで白い裸身を露わにすると――豊穣な肢体を、湯気が立ち込める温泉へと浸していく。

「次の目的地は南西に在るという、秘境の沼……か。そこに生息している『スライム』の末裔からは、傷を癒す薬品を作ることが出来るそうだからな。我々の旅にも必要となろう」
「でもスライムって確か、取り付いた相手の服を溶かすって古文書にあったわよね。……帝国の連中が大喜びしそうな伝承だわ」
「そうならないために。得物のリーチが長く、飛び道具(ナイフ)も持っているお前が一番槍を務めるんだ。姫様のお役に立てる、大変名誉なことなのだぞ」
「槍だけに? それよりもっといい方法があるわ。捕まれば服を溶かされるってんなら、いっそのこと最初から全裸で沼に入るってのはどうかしら。もちろん私以外の3人で」
「ほほう……向こうに着いたら、お前から真っ先に沼へと叩き落としてやろうか。スライム共に辱められたお前の裸身で、伝承の真偽を検証してくれる」
「やだぁ怖ぁい。ここに野蛮な騎士様がいらっしゃるわぁ」

 一足先に入浴して軽口を叩き合いながら、2人を待ちわびていたラフィノヴァとロザヴィーヌの肉体も、温泉の熱気により艶やかな桃色を帯びていた。
 やがて、湯煙の中で合流した彼女達4人は、束の間の休息を味わうように――その全身で、温泉を堪能する。

 それから、数日後。ロザヴィーヌの指摘やベーナゼットとの訓練を経て。
 ジルフリーデはついに、剣にも盾にも依存しない、独自の体術――臀部を利用した打撃技(ヒップアタック)を、会得するのだった。

 ――だが。仲間達と苦楽を共にして、聖国中を冒険し、数多の困難を踏破してきた、その美しく肉感的な足を。
 裏側から指先に至るまで、全ての思い出を冒涜するかの如く。獣欲のままに舐めしゃぶられることになるなど、この時の彼女達には知る由もなかったのだ。

 ◇

 そして。

 ジルフリーデをはじめとする4人の美女が、アンジャルノン率いる帝国軍との戦いに敗れてから、1週間。かつての女傑達は今、凄絶な快楽地獄に堕とされていた――。

 ◇

「んぁあぁっ……は、ぁあぁっ……! あ、あんた達、ほんっと遠慮って言葉を知らないのね……!」
「ハハッ、知ってりゃ帝国兵なんか
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