T La bambina da I'ARIA…
第006弾 平穏なき夜 Side_Nayu
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「ねぇ凪優、もうそろそろ依頼に出る準備しとかないと・・・・」
休眠を終えて、回復した瑠璃が花梨の姿で実体化し、私に準備を促した。
花梨の方はもう準備完了のようだ。
「あっ、もうそんな時間か・・・・。だったら、行く前に白雪にメール送っておかないと」
私はS研の授業が終わったであろう白雪にメールを送るべく、スマホを取り出す。
今から行く依頼終了後は教務科に提出する仮報告書をゆとり先生の所に持って行って、その後蘭豹と綴先生のおつまみ作り、それが終わったらクエスト掲示板の更新作業、それと同時進行で報告書作成、戦姉妹関係の書類まとめ・・・・と、書類仕事中心に仕事が山積みである。
「・・・・・・何気にワーカーホリックだよね。凪優って。まだ学生なのに」
花梨が私の考えを察したのか呆れた表情でそう言った。
「そういうのは言わない方がいいのよ。経験上。ま、胃薬が要らないだけマシだわ」
今のところ、胃薬を服用するレベルまで行っていないので助かっている私である。
「いや・・・・それが基準なの・・・・?」
私の論に溜息の花梨。
「重要よ、結構。だってさ、結衣が居た時なんてさ・・・・」
「待って、待って。愚痴なんか聴きたくないから、私。凪優は時間ないんでしょ!白雪にメール送るんならさっさと送ったらどうなの?」
「むぅ・・・・花梨、なんなのその言い草は。・・・・言われなくてもわかってるわよぅ・・・」
私は白雪宛てにメールを作成する。
今みたいに明日の朝食が作る余裕が無い時にヘルプしてくれるのって、私的に超有り難い。
それを嫌な顔をせずに引き受けてくれる白雪はマジでネ申..._〆(゚▽゚*)
全くもって『ゆきちゃん様々』である。
〉白雪、S研の授業終わったの?
私が一文メールを送信。
〉うん。今終わったところ。どうしたの?
すると、瞬時に既読が付いて、直様に白雪からの返信が来る。
〉ちょっと今から依頼あってさ、明日の分の食事とか頼めないかな?と思って。
私も直ぐに既読してからの返信を送信。
〉うんいいよ。明日の朝と昼の分でいいよね?
先程の返信到着より早い今回の返信到着である。
文字数的に今回の方が多いのに返信到着が早い・・・・・。
謎だ・・・・。
〉そうそう。その2食で大丈夫よ。何時もアリガトね、白雪
私が日頃のお礼も込めての一文を送る。
〉お礼なんていいよ。作って直接持っていこうかなって思うんだけど・・・
と前回の返信より文字数が多い一文が前回より短い時間で来た。
文字数と返信時間の短縮が比例してるってΣ(゚Д゚)スゲェ!!わ。
〉( ゚Д゚)ゞ リョーカイ!!
今日はおつまみ作りやらなんやら有るから2時間くらい掛かるかも。
それくらいの時間だと大丈夫かな
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ