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戦闘携帯のラストリゾート
フロンティア・オリジン
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ニンは手すりをつかむと、おもむろに跳躍する。宙で一回転しつつ飛び降りて、ほとんど音もなく着地した。・・・・・・映像でも見たけれど、すごい身のこなしだ。

「姉様のお言葉通り、このチュニンが第一予選を担当させていただきます! ルールは簡単! こちらの用意した迷路をくぐり抜け、チュニンの元にたどりつき、バトルに勝てば第一予選クリアです!」

 確かにとてもわかりやすい。でも、迷路?

「詳しいルールを話す前に・・・・・・こちらをご覧ください!」

 チュニンさんが、エントランスホールの奥にある大きな扉を開ける。すると向こうには道はなく、うっすらとした光を放つ丸いプレートのような物が床に置かれ。正面の壁は、どこかの島を映すディスプレイになっていた。彼女の言葉通り、島の至る所に壁が張り巡らされていて迷路そのものになっている。
 
「ここに立つと、迷路のどこかにランダムにワープされる仕組みになっています! そして迷路の中にはたくさんのポケモン達が行進していますので、それらをくぐり抜けながらチュニンのもとにたどり着いてください! ちなみに、迷路は刻一刻と変化していく仕組みになっていますので!」
 
 チュニンの説明を要約すると、こういうことらしい。
1.迷路をくぐり抜け、チュニンとのバトルに勝てば第一予選クリア。チュニンの使うポケモンは1体。
2.中にはたくさんのポケモンがいて、見つかると攻撃をしかけてくる。一定以上ダメージを受けると自動的に退場させられる。
3.チュニンとのバトルで使えるポケモンは3体だが、迷路の中では何体のポケモンを使ってもいい(一度に出せるのは1体まで)
4.予選時間はこれからの3時間と明日同時刻から3時間。その間にクリアすればOK
5.ほかのトレーナーと鉢合わせた場合、一対一のシングルバトル開始、負けた方はしばらくその場から動けなくなる。
6.GX技の使用は一回の挑戦につき一度までとする。

 「・・・・・・あんまり難しくはなさそう」

 チュニンのポケモンは1体なのにこちらは3体。迷路の中では使うポケモンに制限なし。他の人に負けてもやり直しになるわけじゃない。今日失敗しても明日もある。ずいぶんゆるい条件だ。
 
【第一予選からあまりふるい落とす訳にもいかないでしょうからね。でも、油断は禁物ですよ? 迷路の中のポケモンに怪我させられないとも限りません】
「このリゾートで?」

 バトルリゾートでは人間が怪我をしないように護神の力が働いているはず。だから否定しようとした。
 
「あ、それと付け加えておきますが、この迷路の中ではポケモンの攻撃が人間にも影響を及ぼす仕組みに変わっていますので! 具体的に言うと麻痺や金縛りにご注意ください!食らいすぎると退場ですからね!」
【ね?】
 
 何
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