暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の林檎園
第五幕その四

[8]前話 [2]次話
「今もだけれどね」
「大社に入ってからもね」
「絶対にはぐれない」
「その様にしてね」
「しっかりと行かないと駄目だね」
「どうしても」
「そうだよ、そこはね」
 本当にと言う先生でした。
「しっかりとしていこうね」
「そうだね」
「若しはぐれたらどうなるか」
「その時は先生の匂いを嗅がないと」
「先生の匂いはもう覚えてるけれどね」
「最初からはぐれない様にしないとね」 
 絶対にと言う先生でした、そしてです。
 そうお話してです、先生はまた言いました。
「さて、そろそろだよ」
「大社だね」
「大社の入り口ね」
「そこに着くんだね」
「そうなるよ」
 実際にと言う先生でした。
「あと少しでね、ただもういい時間だね」
「あっ、十時ね」
「十時になるね」
「あと少しでね」
「十時になるね」
「だからね」
 それでというのです。
「今はちょっとね」
「喫茶店に寄ってね」
「それでお茶飲もうね」
「午前のティータイムだね」
「それに入ろうか」
「そうしよう、お茶を飲んで」
 先生は皆に笑顔でお話します。
「一服しよう」
「いい時間だしね」
「じゃあ早速お茶飲んで」
「それで一息ついて」
「それから大社に入りましょう」
「皆でね」
「是非ね」
 こうお話してです、そのうえででした。
 先生は皆と一緒に喫茶店に入ってティ―セットを楽しみました、今日のティーセットはレモンティーにです。
 アーモンドとケーキ、そしてフルーツでしたがそのフルーツは。
「あれっ、梨だね」
「そうだね」
「林檎じゃなくてね」
「梨ね」
「長野県はこちらも名産だからね」
 それでというのです。
「梨もあるんだ」
「成程ね」
「じゃあ梨も食べて」
「それでお茶を楽しもう」
「今から」
「そうしようね、何しろ日本に林檎が入ったのは明治以降だから」
 この時代からだというのです。
「それまでは長野県にもなかったから」
「林檎は実は新参者で」
「昔からの名産は梨ね」
「こちらになるんだね」
「レモンティーと梨って面白い組み合わせだけれど」
「これから楽しもう」
「飲んで食べて」
 そうしてとお話してでした。
 皆で午前の軽いティ―セットを口にしました、先生はレモンティーを一口飲んでから皆に言いました。
「このレモンティーも美味しいね」
「そうだね」
「あっさりとした味でね」
「凄く美味しいよ」
「甘くて飲みやすくて」
「ほっと出来るわ」
「十時と三時のお茶はね」
 先生はお茶をまた一杯飲んで言いました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ