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ドリトル先生の林檎園
第五幕その一
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               第五幕  諏訪大社
 先生達は木曽に行った次の日は諏訪に向かいました、そして先生は皆をすぐにある場所に案内することにしました、その場所はといいますと。
「諏訪大社に行こうね」
「諏訪っていえばそこだね」
「諏訪大社だね」
「そこに行くよね」
「これからそうするね」
「うん、そしてね」
 そのうえでというのです。
「お参りしよう」
「今度は諏訪大社なんだ」
「昨日は徳音寺でね」
「その次はだね」
「諏訪大社だね」
「そう、そして」
 さらに言う先生でした。
「どんな場所か観ようね」
「うん、じゃあね」
「今日は諏訪大社に行こう」
「この長野県でも有名な神社だったね」
「日本の中でも特にね」
「そんな神社だし」
「そう、長野県でとりわけ有名な神社の一つで」
 先生は皆にさらにお話しました。
「歴史的に重要なんだ」
「そういえばね」
「あの神社武田信玄さんとも縁があったね」
「諏訪家を攻めてね」
「それで一時期あの神社の主にもなっていたね」
「うん、当時はお寺も沢山の僧兵さんがいて」
 つまり武力を備えていたというのです。
「そして神社も豪族でね」
「独自の勢力だったんだね」
「戦国大名みたいになってたんだ」
「神主さんのお家も」
「そんな風だったんだ」
「例えば織田家はね」
 織田信長で有名なこのお家はといいますと。
「元々は越前、福井県の神主さんだったし」
「名古屋の人じゃなかったんだ」
「織田家って尾張、愛知県と思ってたけれど」
「そのはじまりは違ったんだ」
「福井県だったんだ」
「しかも神主のお家だったんだ」
「そうだったんだ、それが尾張に移ってね」
 そうしてというのです。
「尾張を治めていた人に仕えて」
「尾張一国を治めるまでになったんだ」
「そこまでなったんだね」
「それで信長さんも出たんだ」
「そうなんだ、厳島神社もね」
 今度は広島にある有名な神社のお話をしました。
「豪族、日本で言う国人になっていたから」
「諏訪大社もだね」
「当時は諏訪家っていう家が神主さんだったね」
「そういえば苗字一緒だね」
「地名にもなってるね」
「地名がそのまま姓になっているんだ」 
 先生はその諏訪家のお話もしました。
「ちなみに武田家が滅んでも諏訪家は残っているよ」
「その時に滅んでいないんだ」
「そこで終わっていないんだ」
「あの時信玄さんに滅ぼされたと思ったら」
「違っていたんだね」
「そうだよ、諏訪家は武田家に乗っ取られた形になっていたけれど」
 それがというのです。
「武田家は滅んだね」
「そうそう、信長さんによってね」
「今僕達がお話したその人と戦ってね」
「長篠で負けてね」
「その七年
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