第64話 踏み出す一歩
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を言っておいた方が良いよ」
「そっか、あたしってば本当に駄目ね。皆に迷惑ばかりかけちゃって……」
「気にしない気にしない、エステルはまだ子供なんだから甘えられるときに甘えておくべき」
「年下のフィーに言われちゃったら恥ずかしいわね……」
その後エステルと一緒にアイナの所に挨拶をしてきたよ。ケビンも教会にいたから声をかけたけど頑張れって応援してくれた。
因みになんでそんな喋り方なのって質問したらクセだって言われた。ゼノも気が付いたらあんな話し方だったらしいしそういうものなのかな。
それから定期船に乗ってグランセルに戻ったんだけど、ギルドに入るなりシェラザードがエステルを抱きしめた。
「エステル!良かった……アンタの様子からして自暴自棄になっちゃったんじゃないかと心配したけど無事で良かったわ」
「シェラ姉……ごめんね、心配かけちゃって」
ギューッとエステルを抱きしめるシェラザード、その目には涙が浮かんでいた。このメンバーの中ではヨシュア以上に付き合いが長いから相当心配したんだろうね。わたしもマリアナに会いたいな……
「エステルお姉ちゃん!帰ってきてくれて良かった!」
「エステルさん、ご無事で何よりです。ヨシュアさんがいなくなってその上エステルさんにまで何かあったら……うぅ……」
そこにティータが涙目でエステルに抱き着いてクローゼが側に寄ったの。でもクローゼも目に涙を溜めていてエステルが無事だったことを喜んでいる。
「エステルちゃん!無事に帰ってきてくれて良かったよー!私本当に心配しちゃった!」
「ごめんね、アネラスさん……」
「良いんだよそんなこと気にしなくって!それにしてもヨシュア君ったらこんな可愛い女の子を泣かせちゃうなんて……もし帰ってきたらお説教しないといけないわね、可愛いは正義だって!」
「あはは……」
アネラスは消えたヨシュアに対してプンプンと怒っていた。わたしも思う事があるしチョップでもしてやろうかな?
「エステル君!無事で本当に良かったよ!君までいなくなったらと思うと僕の胸は張り裂けそうに……さあ!再会を記念してハグしようじゃないか!カモン!」
「ごめんね……あたし皆に心配ばっかりかけちゃって……」
「気にしなくていいのよ、あれは先生が悪いわ」
「えへへ、エステルお姉ちゃん暖かいねー」
「ふふっ」
「ティータちゃん、私ともハグしようよ!」
「……」
全員に無視されたオリビエはジンに肩を叩かれていた。まあオリビエはいつも通りだね。
エステル達のやり取りを見ていると、不意に体が宙に浮かんだ。どうやら団長が猫を摘まむようにわたしを持ち上げているみたい。猫扱い……
「なにも言わないで
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