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戦姫絶唱シンフォギア 英雄と奇跡と究極の王
戦姫絶唱シンフォギア
第1話 ビギニング・タイム
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回収するキャロル。
 ああ、戻ったらお説教が待っていますね。骨の一、二本は覚悟しよう。もしくは、完徹。
 ・・・
 てな事がありましてね。
 かっこよく決めたのに、これですよ。
 俺、頑張ったのに・・・。

「それじゃあ、帰るか」

「ソウデスネー」

「っと、その前に」

 キャロルは、セレナに空のフルボトルを向けると、銀色の粒子が出てきてボトルの中に装填された。

「って、ちょっと待て!何しているんだお前!!」

「さて、改めて帰るか!!」

「人の話を聞けー!!」

 何やってんだこの魔法少女系錬金術師!?
 後々の展開に関わらない?!

「いいから早くしろ!」

「・・・お前、ゾーンメモリー持っていたよね?何で俺の『転移』に期待するの?」

 俺がそう言うと、キャロルは遠い目をしている。

「・・・気分」

「そうかー、気分かー。って、誤魔化すなー!!」

「わかったわかった。帰ったら教えてやる!だから、早くしろ。助けた奴が目を覚ますぞ!」

 それはそれで面倒だから、俺は『転移』使いその場から移動した。
 ちなみ、ゾーンメモリーは持っていたが、ロストドライバーを俺しか持っておらず、現在調整をしていた為、使えなかったそうだ。
 それを早く言え!









 ◇







「かくして、セレナ・カデンツァヴナ・イヴの死の運命は、我が魔王と天才錬金術師の手によって回避された。このことが、後の事件に影響を及ぼす事になろうとは・・・。そう、マリアがフィーネを名乗りっと。この先は君たちにはまだ早い」
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