戦姫絶唱シンフォギア
第1話 ビギニング・タイム
[1/4]
前書き [1]次 最後 [2]次話
物事の始まりは、時にあっさりしたことかもしれない。
「おい、ここだな?『例のアレ』が居るというのは」
とある施設の屋上に2人の影。
「そうだが・・・。いいか?言っておくが似ているだけ・・・」
1人の少年と1人の幼女。彼らの目的は、この施設にいるある存在。
だが、少年にとってその存在は、類似品程度の認識だが、幼女にとってはそう言った感じではない。
「いるという事が分かればいい!では・・・行くぞ!!」
幼女にとっては、その存在がいるだけで十分だったようだ。
「行くってどうやって・・・。まさか、お前!!」
幼女が屋上に手をつけると。
屋上の一部、彼らのいるところだけ爆散した。
時に、始まりとは酷い物もあるのだ。
この物語は、この世界にいるはずのない1人の異世界転生者と原作よりキャラがいくらか崩壊している錬金術師の。
王者への道とある命題をなすための物語である。
◇
そして、彼らは天井から『落ちて来た』。
私は、マリア姉さんとマムを助けるため、暴走する『ネフィリム』を止めるために、戦っていた。
そしたら、いきなり天井が崩れ、2人の男女が落ちて来た。
男の人は、青年で黒いズボンに、黒い半そでの上着を着ていた。
女の人、と言うか女の子は、幼女で魔法少女っぽい恰好をしていた。
「だから言っただろ。ネフィリムはゼッ〇ンに似ているだけって」
「そう言っておきながら、全然似ていないじゃないか!騙したな!!」
そんな事を言っていた。
「騙してねえよ。こいつは『アルビノネフィリム』だ。ネフィリムの亜種みたいなもので、オリジナルじゃなねえ」
「何!?つまり、オリジナルは黒いのか・・・」
「あれ〜?こいつ、こんなにアホだったっけ?」
この2人は、何を言っているんだろう。
それよりも!
「あ、あの!」
ん?っと2人が振り返った。
振り返った青年の目が多少きつい。少女の方もきつい感じだ。しかも、青年は右耳にイヤリングをしていた。
あれ?でも、あのイヤリング・・・。
「何ぞ?」
「なんだ?」
「こ、ここは危険なので、早く逃げてください!あれは私が何とかし―――」
ネフィリムが2人の背後に迫った。
まずい!と、思い。
「あぶ―――」
あぶないと言おうとしたら、2人の姿が『消えた』。
え?っと思ったら、急に後ろに引かれた。
「危ない危ない。ちょっと油断した」
私を後ろに引いたのは、さっきまで私の目の前にいた青年だった。
「相変わらずお前の『縮地』は速いな」
「伊達に鍛えてない」
縮地って
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ