暁 〜小説投稿サイト〜
テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十一話
[1/5]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「――ウォォォォォッ!!」
「――オラァァァァッ!!」
――戦闘に入ったと同時に、武器を手にリヒターさんに向け走り出すカイウスと、ラタモードに入ったエミル。
二手に別れカイウスは右から、エミルは左からリヒターさんに斬りかかる。
だが、リヒターさんはそれを、カイウスの攻撃を剣で、エミルの攻撃を斧で防ぐ。
「フッ………陽流・壬ッ!!」
「ぐっ!?」
「うわぁっ!?」
直後、リヒターさんが叫ぶと同時に、リヒターさんの周りから水柱が現れ、攻撃を防がれ近距離にいたカイウスとエミルに水柱が直撃する。
「エミル、カイウス!退いてっ!――……魔神剣・双牙ァッ!!」
エミルとカイウスに向けられる更なる攻撃を避けるため、エミル達を退かせる隙を作ろうと斬撃を二つ飛ばす。
「甘いな……陰流・丁ッ!」
飛ばした斬撃を、リヒターさんは迷うことなく剣と斧を震った瞬間、大きな爆炎が上がり、斬撃を消し飛ばした。
そう、わかった刹那――
「陰流・葵ッ!!」
「な……っ!?」
爆炎が晴れたと同時に、突如、一瞬で目の前へと現れたリヒターさんに驚き、反応が遅れる。
ッ…ヤバ……ッ!
「フンッ……陰流―「……苦無閃……」――チィッ」
リヒターさんの攻撃が来る、と思った瞬間、僕とリヒターさんの間にクナイが飛び、リヒターさんが後退した。
「…ハァ…ありがとう、メリア…」
「……ん……」
リヒターさんが距離を置いたのを見てなんとか呼吸を整え、リヒターさんの攻撃を妨害したメリアに礼を言う。
それにしても……
「くっ……流石に強い……」
「あぁ…攻撃の一つ一つが重いし……中々攻撃を通させてはくれねぇな…」
体勢を戻したカイウスとエミルが、構えを崩さないリヒターさんを見ながらそうぼやく。
二人の言うとおり、リヒターさんの攻撃は一つ一つが強力で、変則的過ぎる。
「フン……こんな腕で俺と闘おうとは……俺も甘く見られたものだな」
「ッ……なんだと…っ!?」
「カイウス、落ち着いてっ!」
そんな僕達に、リヒターさんは挑発するようにそう言って、鼻で笑うような仕草を見せると、カイウスがリヒターさんに向け今にも飛びかからんばかりの勢いを見せるが、慌ててカイウスを静止する。
駄目だ…このままだと、リヒターさんのペースに飲まれて本当に、リヒターさんに手も足も出せずに終わってしまう。
「……再度、言っておく。俺はお前達を精霊に会わせるつもりはない。…無駄な怪我を負いたくなければ、早々に此処から立ち去れ」
「
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ