第四話:圧倒的!雷を操る魔道士の桁違いなパワー!
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げられる。だけどよ、こういうのよく姉さんにされてたんだ…だから、ここでの反撃は案外早えぞ。
空中のまま両手を構え、慣れた感覚に任せて身体がタイミング的に空へ向いたところにかめはめ波を放ち、オレの身体を再び地上にいるギグリさんへ落下突撃――!
流石にこの機転は読めていなかっただろう。相手は防御を取る前にかめはめ波による勢いの速さの拳で胸へ突撃を成功した。
受けた衝撃によりギグリさんは後ろへ一歩下がるが…胸に手を当て次にオレの方へ視線を向ける。
やっぱりあまり効いてないみたいだ…畜生め。…アレを使うしかないのか?けどいつでも使えるわけじゃないし…自由に使える感覚が掴めていない時点じゃ無理か。
「なるほど…なかなかの経験を持っているようだ」
「アンタ程じゃないだろうけど…一矢は向けたようだな」
ギグリさんの表情に変化がない、これぐらいはなんでもないというのだろうか。
そして棒を突きの構えを始めた。
構え始めたギグリさんに、言い知れない何かを感じる。それだけじゃない…”気”だ。他の人は魔力とか、 身体能力強化というが…この人、パワーを上げていく。
やっぱり…格上だな、と目の前で実感させられる。見えないはずの闘気の炎が、オレの目で見えてきた。
「ならば某も本気で行かせていただこう。…すぐに倒れるでないぞ、ネロ殿」
見えていたはずの男の言葉に構えていた時、気がつけばオレは胸からの衝撃を感じ、空を見ていた。
★★★★★★★
侮れない少年だ、そう棒を突きの構えをしてから確信する。
この茜色のサイヤ人、ネロからは普通の子供が獲れないだろう武、いや対戦の経験か。
その経験を持って、ネロは先程の選手を下したのだろう。彼が使っていた魔法、そして先程の蒼い光といい、この対戦相手であろうサイヤ人の子供は将来はよき戦士になる。
そんな戦士になるためにも今回は良き種とするよう、敗北を与えなくてはならない。
酷なであるが、この子が強くなるには数々の敗北を知らなくては意味がない。敗北とは、時には良き薬となる。
もしこのまま敗北を知らずに強くなっても見ろ、いつかきっと敗北したときにはプライドをへし折られ、戦いの道から下りる時が来る。そうなっては―――――勿体ないではないか。
故に、ギグリは容赦なく、大人気なくともネロというサイヤ人に敗北を経験させ、次のステージに昇るためのチケットを与えようと決めた。
自身の得物である棒を掴む力を入れ、少年として見ていたサイヤ人へ突きの構えを取る。
構えを取ったギグリの雰囲気に周りの客席にいる人達は顔色を変えていく。
控室にいる選手も、ラクサス自身も気づく。この男、次の攻撃は先程の比ではないことを。
皆の予想は正しく―――――ギグ
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