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妖精のサイヤ人
第四話:圧倒的!雷を操る魔道士の桁違いなパワー!
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まではいかんと思い、ラクサスを自身のギルドに魔道士として加入させ、ギルドの皆に関わらせるようにした。
しかしなかなか状況は発展しない中、ラクサスはある噂を耳にした。

―――近頃、花咲く都に武道会が開かられると。

ラクサスは己の実力を確かめるためにマカロフにその大会を伝え、出場したいと申し出た。
それに対してマカロフは心配していたが、孫が世を知り、あわよくば友達を作ることを願って参加を認めたのである。
しかし、この武道会には実力者は多くなく、何よりもラクサスを落胆とさせるような結果になった。
なにせ、魔道士の参加者が多くない。強者が居ないということに不満が漏れ出た。
客席でその様子を見ていたマカロフも今回も駄目か…そう諦めかけたとき、アナウンサーのある選手紹介を聞いて好機を見た!

―――――次の選手はなんと!先程のラクサス選手と同じ10歳の子供!しかし侮ることなかれ、その少年こそかの英雄と同じ戦闘種族、サイヤ人!ネロ・ハバード選手です!両者、舞台上へどうぞ!

ラクサスと同い年の少年が、しかもラクサスと同格かもしれない少年が選手として出場しているではないか!これはチャンスに違いない!
そしてこの考えも間違いではない。なにせラクサスと同じ魔道士、しかも魔道士ギルドに所属していて戦闘経験のあるであろう魔道士の鼻っぱしらをへし折るように第一回戦を切り抜けたのだ。
その戦い方はギリギリとも思えるものだったが、ラクサスを満足させられるかもしれないとマカロフは確信した。
…え?先の魔道士でも良くないかって?…相性的に、雷は水を放電させ、より強力な攻撃と化すことでローラ選手の勝機が半滅してしまうこともありえたり、何より雷と一体化するという業を成すラクサスの雷速の速さにローラはついていけない。しかもまだまだ強くなる、とマカロフは見たときの感想であるが…あの歳でこんなに成長するとはさすが自慢の孫である。

「アイツ、いい感じだな。さっき目合ったけど、笑いかけてくれたんだぜ!?」

「おおお!それは本当か!?」

「本当だって!!これって友達を作るチャンスだよな!?」

勘違いである。確かに目が合い、笑いかけましたがそれは宣戦布告という意味を含めての不敵な笑みである。
ラクサスも笑みを浮かべていたが、本人は微笑んだというイメージのつもり。本人のイメージとは全くの違い不敵な笑みになっていたが。
そのまま勘違いに気づかず、最初の友達を作れるかもしれないと意気込んでいるラクサスにつられ、マカロフまでテンションを高める。

「こうしちいられん!孫の友となる子なら応援しなくては!次の試合はあと1分じゃったな?」

「ああ、オレも控室で応援してくるぜ!またあとでなじーじ!」

そう
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