第四話:圧倒的!雷を操る魔道士の桁違いなパワー!
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ヤジはどうしたんだ?一緒に見ていたんじゃないのかよ?」
「あー…イワンはまた後で合流するみたいじゃな。それよりラクサス、あの小僧と友達になれそうかのぅ?」
「あの小僧?…あ、あのサイヤ人っていう子?」
「そうじゃ、その子」
何故ラクサスにそのような質問をするか、マカロフはラクサスに対してあることを心配していた。
心配の原因になるのは、対人に関するコミュニケーション。
ラクサスは自分の家族や身近な知り合いに対しては親しい、普通の子供と変わらないが初対面の人に対しては大人しくなる。
それは良い、子供なら当然よくあることだろうが…ラクサスのそれは度を超えていた。何故かビリビリと冷酷非道な言動に変わるように見えてしまうのだ。
愛想が悪い、一言にするならこれに尽きるのだろう。
マカロフは思う、何故自分たちの血縁に当たるものはこうも柄が悪い顔になるのか。いや別に本当に顔が悪いわけではない、むしろ顔が良い。特に自分の父や孫であるラクサス。
自分や息子であるイワンは顔つきが悪人だったが、それでも通常よりも良い方だった。良いほうだったのだ(確信)
孫は自分に似てイケメンだからこそ、勿体ないのだろう。愛橋のいい笑顔を持っている孫なら沢山の友達を作っても不自然ではないが…ではないのだが。
原因はなにか知らないが、ラクサスは生まれたときから体が弱かったのだ。
そのせいか軽い運動でも息が切れ、倒れることも屡々あった。それで周りの子どもたちと遊ぶことはなかったし友達を作る機会もなくなってしまった。
マカロフはそんなラクサスを放置するか、といえばありえないだろう。なにせ情が熱く、何よりも孫を愛するマカロフはラクサスを一杯可愛がり、共に時間を過ごした。
それにマカロフは魔道士ギルドの持つギルドマスター、だからこそラクサスは自分の祖父が居る魔道士ギルドに入りたいと言ったときはマカロフにとっては嬉しく思うことでも合ったが、同時に心苦しく感じることでだった。ある日実の息子でありラクサスの父であるイワンが、ラクサスの体にある魔水晶を埋め込んだのだ。
イワンが埋め込んだ魔水晶の特性は”ある生物を絶滅するために作られた魔法”であるため、ラクサスの弱かった体が嘘のように変わり、今では通常の人間よりも感覚が強化、そして身体能力も高くなった。
しかもラクサスの属性魔法である雷もより強力になりあっという間に魔道士としての素質も、祖父から魔法を教わることで秘められていた才能の一部を開花することができた。
そのおかげで、弱かったかつての身体は嘘のように今では武道会で決勝戦が決定した今のラクサスに至るのだった。
代わりに、事前の人見知りと圧倒的な実力によって独立しかけているのだが。
さすがのマカロフもこのま
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