第四話:圧倒的!雷を操る魔道士の桁違いなパワー!
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のようにぶつけるか―――――』
「かめはめ波ッ!!」
「むんッ…!!」
アナウンサーの実況を聞く間もないまま両者は再び激突した。青いエネルギー砲と棒による突き。
本来なら棒がこの青い光によって消滅するような現象になるのだが、どういうわけか互いの一撃が互角に見えるほど押し合っている。
「ぐぅゥ…波ァァアア!!」
「ムゥン…!!!」
互いに五分五分というような力で抵抗をし、周りの武舞台が段々と崩れていく。
「う、おおおおおおおお!!!!!」
武舞台が半壊するその前に、ギグリは握っている棒に更に力を振り絞る、ネロが放っていたかめはめ波を”突き消した”。
「…畜生め」
そしてネロは冷や汗をかきながら、改めてこのギグリという男の力を思い知る。
(やべえ…”今の力”でやっと互角になってンのに…あのギグリさんの力がまだ上がっていきやがる…!オレと同じサイヤ人じゃねえっつーのになんて成長の早さだよ…ブロリーじゃあるまいに!!)
今の力というのは、ネロの目の色を見れば明らかになるだろう。他の観客たちは気づかなかったが、唯一ネロと対面しあっているギグリにしか気づかなった。この少年、ネロ・ハバードの目が赤く輝いていることに。
まだ完璧ではないが、ネロは通常の状態のまま大猿パワーを引き出す感覚を覚えることが出来た。
できたとは言っても、長い間に理性を保っていられるわけでもないし、自在にこの状態を引き出せるわけではないが。
なら一体、どうやったらこの状態になれるか?――戦闘衝動を爆発させる。
己の中に住む、戦闘衝動でどうしても理性をなくしてしまうような暴力的な感情を抑えず、そして大猿の時の感覚と姿を思い浮かべて自身の中の奥底にいる獣を解放させることで漸くなれる状態だ。
そのおかげというべきか、ネロは求めていた今の”10倍先の戦闘力”を体感して、求めていたある技を覚えようとしたが、ふとあることを思いついた。
――これ、あの技を覚えるよりこの10倍も上がるパワーを身に着けたほうが早くね?と。
まぁ、完全に使えているわけではない。溢れ出る力によって身体が少しずつ傷ついていくし、一回でも理性を失くしてしまえば暴走すらしてしまう。だからこそ、未完成だが…理性をなんとか保つことによってこの姿になれることができた。…尚、理性を起こすために何度か姉に致命傷させられたりしたのはネロにとってトラウマなのでそれのおかげで理性を保っているといっても過言ではない。
これがネロの奥の手、10倍もあげる戦闘力なら勝機があるとネロが確信していた…が、その確信すらも無駄になった。この目の前の男によって。
(…末恐ろしい小僧だ…。)
一方ギ
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