第3話 正義の亡霊
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過去に触れたレイを連れて現代へと戻ったリューズはテレビ局へとやって来た。
リューズ「あのーすみません、僕は高校で情報通信を学んでいる学生なんですが」
局員「情報通信の?入社面接ですか?」
リューズ「いえ、情報提供です。少し思いがけないニュースを持ってきたので使って欲しいんですが」
局員「それでしたら名前とニュースのファイル内容を転送してください」
リューズは液晶にサブアカウントの名前とファイルを転送する。
局員「ネオス・ペーシアさんですね。ニュースは預かりました、内容が確認でき次第個人ニュースとして報道させていただきます」
リューズ「ありがとうございます」
テレビ局を後にしてリューズは喫茶店に座り、ビスケットとミルクティーを頼んだ。
国防本部
オービタル7「大臣サマ、オツカレデハナイデショウカ?」
国防大臣「大丈夫だ、オービタル7。少しコーヒーを貰えれば後2時間は行ける。この資料だけでも完成させたいんだ」
オービタル7「ソレデハ、コーヒーヲモッテキマス。ショウショウオマチヲ」
大臣が仕事に精を出す中、一本の電話が入る。
大臣「僕だ、誰かと思えば君か。ユーリ」
ユーリ「ええ、我が崇拝する国防大臣サマに少し食事の場でも設けたいと思いまして。最近息を抜いていないでしょう」
大臣「何やら嫌な物しか感じないな、さては研究の為に出資の口実を作ろうって魂胆じゃないのかな?」
ユーリ「お金と言うよりは、イギリス軍隊のサーチカメラの使用許諾が欲しいんだよねえ」
大臣「それを使う理由とは?」
ユーリ「フュージョン財団の研究において、少し気がかりな事がありましてね。それを調べるためにも少しあなたに協力してほしいんです」
大臣「国の為の政策であるのなら仕方がないな。ただし条件として食事に誘ってくれるのなら洋食じゃなくて相応の和食の店を予約してくれ。ステーキやムニエルは仕事でいくらでも食べてるから変わった物が食べたい」
ユーリ「良いでしょう、ロンドンで素晴らしいと言われる寿司職人に話を通しておきます。では」
大臣「フュージョン財団がサーチカメラを使いたがる理由、そんな大規模スキャニングをしてまで何を‥‥‥」
オービタル7「オマタセシマシタ、コーヒーデス」
大臣「ご苦労、オービタル7。それと日程を少し変える」
オービタル7「キュウヨウデショウカ?」
大臣「この仕事の後にフュージョン財団と食事会に向かう。6時に車を手配してくれ」
オービタル7「カシコマリ」
テレビ局 報道スタジオ編集室
スタッフA「ネオス・ペーシア、経歴からして三流の情報の追っかけみたいのがまともなニュース持ってこれるとは思わないが、これも仕事だからな」
スタッフAはため息をついてファイルを開くがその内容に衝撃を受ける。
スタッフA「これは、フ
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