第54話
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、フィーとラウラの言葉にマキアスは力強く頷いた。
「うふふ、早速今後の当面の方針が決まりそうでよかったわね♪」
「ハッ、正しくは”そっちにとっても都合がいい”だろ?」
「えっと………先程レン皇女殿下は皇太子殿下の救出を目的として活動している間はメンフィル帝国がわたし達を支援してくれるという話ですけど、その支援は具体的にはどのような支援なんでしょうか?」
小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの指摘に鼻を鳴らしたクロウはジト目でレンを見つめて指摘し、トワは真剣な表情でレンに訊ねた。
「”紅き翼全体”――――――要するにカレイジャスにいる他のトールズの生徒や教官達の分を含めた食料や生活必需品、カレイジャスを動かす為に必要な燃料の無償補給に加えてZ組やその協力者達の新たな武装を用意してあげる――――――ウィルお兄さんに作ってもらう特別な武装をね♪」
「ウィ、”ウィル”ってもしかして何度かオリヴァルト殿下の話に出てきた…………」
「異世界の匠の王――――――”匠王”か。」
「ハハ、ウィル君が作るチート武装は間違いなく今後の戦いに役立つと思うよ。」
「そうだな…………武装としての性能は当然として、彼に特注した武装はいずれも古代遺物クラスと言っても過言ではない魔法効果も秘めた武装になる事はほぼ確実だろうな。」
「フフッ、今の話を聞いて守護騎士の一人である副長殿は内心回収したいと思っているのではなくて?」
「アハハ〜、確かに古代遺物を管理している星杯騎士団に所属している身からすれば今の話は正直複雑に思っていますけど、”匠王”に限らず異世界の鍛冶技術は技術に魔法技術も取り込んでいる影響なのか、古代遺物のように何らかの魔法効果を持つ武装が一般の市場にも出回っているという話ですから、星杯騎士団が回収する権利なんて当然存在しないんですよ〜。」
レンの説明を聞いたエリオットは目を丸くし、アルゼイド子爵は静かな表情で答え、苦笑しながら答えたオリヴァルト皇子の意見にミュラー少佐は頷いて答え、クロチルダに話を振られたトマスは冷や汗をかいて苦笑しながら答えた。
「古代遺物クラスの武装…………一体どんな武装なんだろうか…………?」
「ま、少なくても今私達が使っている武装と比べると遥かに性能はいいだろうね。」
「ん。あの”劫焔”の魔剣ともまともにやり合える魔剣を作れるほどの技術者なんだから、間違いなく今のわたし達の戦力を向上させてくれるだろうね。」
ガイウスの疑問に対して答えたアンゼリカの推測に頷いたフィーは真剣な表情で答えた。
「それと”特異点”とやらを見つける為にエレボニアの各地に回る必要があるとの事だから、元エレボニア帝国領だった現メンフィル帝
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