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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第61話 小猫達の命を懸けた覚悟!激戦の終わり!
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」
倍加された一撃はトミーロッドと俺を巻き込んで吹き飛んだ。不規則な軌道を描きながら俺達はグルメショーウインドーまで吹き飛ばされ俺はそこに背中から叩きつけられた。
「がはっ!」
「うぶっ……」
叩きつけられた俺は左足を使ってトミーロッドの首に回し蹴りを放つ、だがトミーロッドはそれに耐えると俺の腹部に重い一撃を喰らわせた。
「ごはっ……!」
口から大量の血があふれ出て意識が朦朧とする、だがトミーロッドの攻撃は緩むことはなく両腕でのラッシュを放ってきた。
「ちゅあぁあぁ!!」
体がどんどんグルメショーウインドーにめり込んでいき亀裂が走っていく。俺は必至の思いで頭を動かすと奴の顔面に頭突きを喰らわせた。
「ぶふっ!」
怯んだトミーロッドの顔に更に一発膝蹴りを喰らわせた。そして奴の首に両足をひっかけてフランケンシュタイナーで脳天を地面に叩きつけた。
「ぐはっ!」
チラリと小猫ちゃん達の方を見てみるが全員が倒れているのが見えた。もう皆も限界だ。
(俺の両腕はもう使い物にならねぇ……このまま締め落とさなければ俺に勝ち目はない!)
即座に両足での首4の字を仕掛けてトミーロッドの酸素の配給を遮断した。以下にタフでも生物である以上呼吸できなければ意識は保てないはずだ!
(堕ちろ……堕ちてくれ……!)
必死の思いで首4の字を続けるがトミーロッドに振りほどかれてしまう、そして奴の一撃を喰らった俺は氷の壁まで吹き飛ばされる。
「はぁ……はぁ……イッセェェェェェ!!こんな戦いはヴァーリ以来だ、ゾクゾクするよ……!」」
トミーロッドは何故か嬉しそうに笑みを浮かべていた。俺は虫を使った戦闘などを見ていてトミーロッドは効率のみを優先する男かと思っていた、だが今のトミーロッドからはそんなものは感じず、寧ろヴァーリやグリンパーチと戦った時のような清々しい気持ちにすらなってきた。
「こんな時に何を考えているんだろうな……でも!」
ボロボロの体を起こして力の入らなくなった両腕を無理やり動かして拳の形にする、俺も負けられない理由がある……だから何があっても勝って見せる!
「来い、トミーロッド!戦いはここからだぜ!」
「……」
トミーロッドは腕に付けていた腕や腰に付けていたバネのような物をすべて外した。すると衣服が破れてしまうほどに筋肉が膨張して戦闘力が飛躍的に上昇する。
「なっ……!?」
「イッセー、お前という一人の美食屋に敬意を表し……全力で息の根を止めてやろう」
俺はその言葉を聞いてトミーロッドは今まで全力じゃなかったという事実に言葉を失っ
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