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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第61話 小猫達の命を懸けた覚悟!激戦の終わり!
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ー君、わたくしは死にませんわ。だってまだ貴方と契りをかわしていませんもの。それじゃ死んでも死にきれないじゃない」
「朱乃……」
「わたくし達が奴の隙を作ります。だから後はお願いしますわ……」
朱乃は小悪魔風にほほ笑むがそれが強がりだと俺には感じた。だが彼女も武器を構えて前に出る。
バ、バカな……皆は死ぬ気か!?そんな事を俺は望んでいない!なのにどうしてそんな選択をしたんだ……!
「バカ野郎どもが……!」
辛うじて出た言葉はソレだった。違う!バカなのは俺じゃないか!俺が弱いから皆を追い詰めてしまったんだ、しなくてもいい覚悟をさせてしまったんだ……!!
(どうすればいい!?どうすれば皆を助けられるんだ……!?分からない!どうすれば……!!)
豪水を飲んで助かった人間は今のところ存在しない、人よりも頑丈な悪魔でも耐えることはできないだろう。そして飲んでしまった人間を助ける方法も見つかっていない。
予想もしていなかった事態に俺はどうすればいいか分からなくなってしまった。だがそこに頭の中にドライグの声が響く。
『何をしている!戦え、イッセー!』
(ドライグ、お前!皆を見捨てろっていうのか!!)
『今そんなことを考えている時じゃないと何故分からん!お前は小猫達の覚悟を踏みにじるつもりか!?』
(……ッ!?)
『奴を倒さねばどのみち全員殺されるだけだ!ここで自分の弱さを嘆く暇があったら奴を倒す事だけを考えろ!じゃなければ本当に何も救えなくなってしまうぞ!!』
ドライグの叱責に俺は自分の愚かさに頭にくる。そうだ、ここで後悔しても何も解決しない。皆を助けるためにも今は勝たなければならない……!
俺は左手の指の爪が食い込んで血が出る程拳を握り覚悟を決めた。
小猫ちゃんに吹き飛ばされたトミーロッドは何事もなかったかのように立ち上がる、そして豪水を飲んだ小猫ちゃん達を一瞥してあざ笑うように笑みを浮かべた。
「馬鹿な奴らだ、豪水を飲むなんてね。もって後数分の命かな?自分で命を捨てるなんて愚かにもほどが……」
「止めろ」
皆をバカにしたトミーロッドに思わずそう呟いた。死というリスクを背負い俺と共に戦おうとしてくれる仲間を侮辱される、それは自分がバカにされるよりも遥かに気分が悪くなるものだった。
「バカなのは俺だ、そいつらにそんな選択をさせてしまった……こんなバカな俺が憎い!」
俺は雄たけびを上げながらトミーロッドに向かっていく。
「うおォォォォォォッ!!」
トミーロッドは再び爆弾卵を発射するが祐斗の作った魔剣が俺の盾になってくれた。
「うぶっ!」
だが魔剣を生み
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