暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第61話 小猫達の命を懸けた覚悟!激戦の終わり!
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」
俺はその剣が祐斗の魔剣創造で作られたものだと直ぐに分かった。でも祐斗はかなり消耗していたから魔剣は作れないはずだ、一体どうやって……
剣に阻まれて一瞬動きを止めたトミーロッド、そこにいくつもの落雷がトミーロッド目掛けて落ちてきた。雷をかわすトミーロッドの速さに驚くがそれ以上に今落ちてきた雷の方が問題だった。
(朱乃の雷か?だが今までの物とは比べ物にならない威力だ!しかもそれを一瞬で複数も生み出す事なんて今の朱乃にはまだ出来なかったはずだ……)
雷をかわしたトミーロッド、だが奴の背後に一瞬で小猫ちゃんが現れて奴を衝撃で吹き飛ばした。だがその際に見えた小猫ちゃんの腕に浮かんでいた痣を見て俺は驚愕する。
「あの痣は……まさか!?」
間違いない、小猫ちゃんの腕に浮かんでいるあの痣は……豪水を飲んだものに現れる特有の痣だ。
豪水……このグルメ界側の人間界で手に入るグルメ細胞以外で唯一明確に強くなることが出来る食材だ。手に入れること自体はそこまで難しくはない、腕が立つ美食屋なら手に入れることが出来る。だが誰も決してそれを飲もうとはしない、何故ならその水を飲んでしまえば確実に死ぬからだ。
一時の力の代償にしてはあまりにも大きなリスク、かつてIGOの研究機関がこの水を有効的に使えないか調べたこともあったが何をしても死というリスクを消すことはできなかった。
グルメ細胞を持つ俺でもそれは例外でなく飲んで死なないのは親父くらいの実力者ぐらいだろう。
「先輩、大丈夫ですか?」
そんなことを考えていたら小猫ちゃん達が俺の側に駆け寄ってきた。祐斗と朱乃にも同じ痣があり二人も豪水を飲んだことに更にショックを受けてしまう。
「お前ら、どうして豪水を……!」
「先輩、ごめんなさい。勝手なことをした私達を許してください」
震えながらそうつぶやいた俺の言葉、それに対して小猫ちゃんは慈愛を感じさせる笑みで微笑み俺の手を握った。
「私達はイッセー先輩を死なせたくありません。先輩が私達を守ってくれるように私も貴方を守りたい……だって貴方の事が大好きだから」
「小猫……ちゃん……」
小猫ちゃんはそう言うと俺の手を放して戦闘態勢に入った。
「僕達じゃ足手まといにしかならないけど、今の状態なら隙を作るくらいならできるかもしれない」
「祐斗……」
「ごめんね、イッセー君。君がこんなことを望まないって知っていたのに僕達は自己満足でそれを選んでしまった……でもこのまま君や皆が殺されるくらいなら僕は自分が死ぬことになっても最後まで戦いたいんだ」
祐斗は聖魔刀を創み出して俺をかばうように前に出る。
「イッセ
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