第五十五話 おぢばのバレンタインその三十三
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「非常識な先生っているじゃない」
「いますね、聞きます」
「無茶苦茶な暴力振るう先生」
「最悪ですよね」
「ああした人は」
「そうしたことはないから」
自衛隊でもです。
「安心していいらしいわ」
「そうなんですね」
「そうした風ですか」
「ええ、だから厳しくても」
この東寮よりもです、そして天理高校よりも。
「生きていけないって訳じゃないらしいわ」
「どれだけ厳しくても」
「それでもですね」
「そうみたいよ、ブラック企業じゃなくて」
そこは全く違うとのことです。
「生きていける世界みたいだから」
「ブラック企業じゃないのはいいですね」
「世の中とんでもない企業もありますからね」
「そうしたところでないなら」
「厳しくてもいいですね」
「本当にね」
私も頷きました、そうして三人で阿波野君がくれたお菓子を食べていきました、いよいよ卒業という中で。
第五十五話 完
2018・11・6
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