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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第44話 掻き乱される日常
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?」
「そ、そうだったのか。全然知らなかったぜ。じゃあ龍巳や白音ちゃんが良く手伝いはしてても2人の料理って言えるものがないのは……」
「ん、我ら認めて貰ってない」
「料理の練習する時間もそんなに取れませんので早々に諦めました。それに作るよりは黒歌姉様の料理を食べる方が好きですし」
「そ、そうか。黒歌姉の審査基準って結構厳しいんだな」
「厳しいどころじゃないわよ」
「最近練習してはそれ全部自分で食べてるから体重が心配だわ」
「はぅぅ、実は私も」
な、なんか部長にアーシア、レイナーレが自分のお腹抑えて唸りだした。そ、そんなに作っては食べてを繰り返してるのか?
「あ、あの、味見くらいなら俺がしますから」
俺は善意でそう言ってみた。まあ雰囲気からしてそうそうまずいものは出してこないだろうし大丈夫だろ。でもなぜか3人は微妙な顔をした。な、なんでだ?
「イッセー、そう言ってくれるのは嬉しいのだけれど……」
「黒歌の料理を食べ慣れてる人に食べさせるのはちょっと、ね……」
「うぅ、イッセーさんの善意が今は憎いですぅ……」
あ、そういうこと。
「ところで黒歌、さっき料理四天王って言ってたけど、残りの3人って誰なの?」
「3人の内2人はもちろんうちのお母さんとおばさん。で、残りの1人は……火織よ」
「「「「えぇっ!?」」」」
俺たちは驚き火織の方を向いた。
「火織、あなた料理そんなに上手なの!?」
「あれ? でも俺火織の料理ってそんなに記憶にないんだけど……。台所にもたまにしか立ってないような……?」
「いえまあ料理は人並みにはできますけど。そもそも黒姉に料理教えたのだってお母さんと私ですし。でも私は家事の一環として出来るっていうだけで好きってわけでもないんで普段は料理が好きな黒姉に任せてます」
そ、そうだったのか。っていうかホント火織の料理って記憶にないぞ!? 確か修行の時にも作ってたと思うけど、あの時はバテバテで料理の味なんて分かんなかったし、台所に立ってもどっちかというといつも黒姉の手伝いって感じだし……
「……食べたいな」
「え? イッセー、私の料理食べたいの?」
っ!? し、しまった! 俺声に出してた!?
「むぅ〜、イッセーは私の料理じゃ不満なわけ?」
「いや黒歌姉、別にそういう訳じゃ……」
ごめん黒歌姉、別に黒歌姉の料理が嫌だってわけじゃねぇんだけどやっぱり好きな人の料理は格別っていうか……
「う〜ん、じゃあ久しぶりに私も腕をふるってみようかな? 明日の朝食とお弁当は私が担当するわ。黒姉のほど美味しいわけじゃないからあんまり期待するんじゃないわよ」
「マジで!?」
よ
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