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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第44話 掻き乱される日常
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たんだ俺は!?
「ご、ごめん白音ちゃん! ほ、ほら今は朝だし!」
ってさすがにこの言い訳は苦しいか!?
「……お、お兄ちゃんがしたいんでしたら……私……」
「な、何言ってんだよ白音ちゃん!?」
け、決してそんな気持ちがあってそこがそうなってるわけでは……いや少しは思っちゃったかもしれないけど、そ、それでも俺は……!
「お兄ちゃん……」
「イッセーさん……」
「「イッセー……」」
うあ、み、皆まで……。でも、でも俺は……
『自分のことを愛してくれる女性くらい、全員まとめて幸せにしてみせると言い切るのも、同時にいい男の条件だと思いますよ?』
な、なんでこんな時に火織の言葉が!? た、確かに俺も皆のこと嫌いじゃないけれど、でもだからって最愛の人を差し置いてこんな……。で、でもこんな顔向けられたら俺……俺……!
「いつまで寝てるのイッセー! もうとっくに早朝特訓のじか……ん……」
って火織が窓から入ってきたぁぁぁぁぁあああ!? し、しまった、早朝特訓があるんだからもちろん火織は外で待ってただろうに、レイナーレが起こしに来たってことで油断してた!! し、しかも見ようによっては乱交現場みたいになってる現状を見られた!? や、やばい! なんか言わないと誤解され……
「か、火織! これは……わぷっ!?」
って顔を上げて弁明しようとしたら部長に引っ張られてまたしても顔面から谷間にダイブしちまった!? その上皆までさらにひっついてきたし……まさか俺に言い訳させないつもりか!?
一方火織は
「慌てなくても大丈夫よイッセー、私はちゃんと分かってるから」
分かってるってこの状況で何が分かるんだ火織!? そんな火織はニコニコしながら親指をビッと立てて
「イッセー、避妊だけはしっかりね♪ あ、今日の早朝特訓は休みにしてあげるからごゆっくり♪」
「って全然分かってねぇぇぇぇええええ!!」
俺は引っ付いてた皆を振りほどき笑顔のまま階下に降りていった火織を追いかけた。
「……ぷっ…………ク、クク……ぷはっ……あっはははっ! ごめん、もう無理! あはははは!」
あの後朝食の席で必死に火織の誤解を解こうとしてると、その火織は急に笑い出した。
「ご、ごめんね。そんなに必死にならなくてもちゃんと分かってるから。別にイッセーから誘ったわけでもないし、結局何もなかったんでしょう?」
「って本当に分かってたのかよ!」
俺のさっきまでの必死な言い訳は何だったんだ!
「ごめんごめん、あまりにも必死だったからおかしくって。大丈夫よ、そんなことする度胸、イッセーにないことくらい分かってるから。でなきゃとっくに彼
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