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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第44話 掻き乱される日常
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るんだが……取り敢えず今は考えないことにしよう。俺の平穏のためにも。まずは兎にも角にも2人に気付かれないようにここから脱出しないと!
「……あら、起きていたの?」
って早速部長に気付かれた!? っていうかもしかして起きてたのか!?
「え、ええ。で、起きたら起きたでこの状況だったんでもうどうしていいやら……」
「ごめんなさいね。イッセーを抱き枕にして寝たい気分だったのよ。イッセーが寝た後にこっそりお邪魔させてもらったわ」
くっ、なんでこっそりとなんですか。っていうか話してる場合じゃなかった! 起こしちまったのは仕方ないし、こうなったら誰か来る前に部長には自分の部屋に帰ってもらわないと! なんて思ってたら部長がさらにギュッと俺を抱きしめてきた!? うぉぉぉぉぉ!! 部長のいろんな柔らかいところがぁぁぁぁぁ!!
「どうしようかしら? 起きるまでこのままゆっくりするのもいいし……エッチな事をするのもこの際いいかしらね?」
チュッ。
部長がまたしてもほっぺにキスしてきた!? っていうかエッチな事って!?
「ぶ、部長! そういうことはこれと決めた人と! っていうかもっと自分を大切にして下さい! それにそういうことは2人っきりの時にするべきではないでしょうか!?」
「……2人っきり?」
な、何だ? 部長が急に訝しげな表情になったぞ? そのまま部長は少し体を起こし、部長とは反対側の俺の隣を覗きこみ……そのまま表情が固まった。
「……なんでそこにレイナーレがいるのかしら?」
ひっ!? なんか部長の背後に黒いオーラみたいなものが!?
「い、一緒に忍び込んだんじゃないんですか!?」
「いいえ、知らないわ」
「後から忍び込んだのよ」
うぇ!? レイナーレも起きてたのか!?
「起こしに来たら部長が裸で添い寝してるんだもの。イッセーの使い魔としてそういう役は譲れないわ」
「……言ってくれるじゃない。イッセーは私の下僕よ。彼は私のものなの。彼の隣で寝ていいのは私だけよ」
「主と下僕なんて身分違いも甚だしいじゃない」
「それを言うなら使い魔のあなたもでしょう? その上あなたは種族すら違うじゃない」
「「……うぅ〜」」
なんだこれ!? なんで朝っぱらから俺の両隣で裸の女の子が喧嘩して睨み合ってるんだ!? っていうか2人とも少しは隠そうよ! 何から何まで全部丸見えだよ! いや下半身の一番大事なところはシーツでかろうじて隠れてるけどさ!?
「「イッセー!」」
「は、はい!」
な、なんかいきなり矛先が俺に向いた!?
「あなたはどっちと寝たい!?」
「あんたはどっちと寝たいのよ!?」
「えぇ!?」
何この
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