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ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第39話 =私の勇者=
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っぽになっておりその体を無数の破片へと変えた。その音は私…私だけじゃなくて多分キリトにも不快な音として脳に刻まれているがあの2人には女神からの美声にでも聞こえてるんじゃないのってくらいに満足な顔をしていた。

「ヨォ」

そういいながらマルベリーは私の元へと近づいてきて私の顔に手を触れる。

「お前みたいな女のせいで関係ねェヤツ殺しちまったじゃないかよぉ…」

「その割には…ずいぶんとうれしそうだったけど…?」

…リクヤ…まだなの?と思うもするけど恐らく、リクヤが来るにはまだ時間が足りないのだろう…アイツもゴドフリーと同じく筋力値にほとんど振っていてスピードなんて言葉があるのかすらわからない…

「なんでKoBにいるのかしら?犯罪者ギルドにでも行けばよかったじゃない…!」

「決まってるだろ?あの女をえさに、お前を俺専用の玩具にするためだよ」

あの女…恐らくアスナのことね…そのことに気づくと体が熱くなる…だが、次の言葉を思い出し一気に体の底からがさめてしまう。
この男は…私を本当にどうするつもりなの?

「おっとぉ、そんな怖い顔するなよ。いろいろ道具はあるし、これから楽しもうぜ」

「そんなの…お断りよ…」

「お前の意思なんか関係ねぇよ…せっかくのご褒美で優しくしてやろうと思ったのによ」

そういいながら腕に装着されているガントレットを外し、白い布を上へと持ち上げる。

「…そ、それは…!」

その腕につけられていたものは漆黒の棺桶だった。これだけなら「趣味が悪い」の一言ですむのだがそれだけではなかった。ふたには気持ち悪くニヤニヤ笑う両眼と口が描かれずれた隙間から白骨の腕がはみ出している。
このマークのギルドは1つしかない…

「まさか…笑う棺桶(ラフィン・コフィン)の…!?」

笑う棺桶(ラフィン・コフィン)はかつてこのアインクラッドに存在していたPK専門のレッドギルド。噂で聞いただけだけどそのギルドリーダーの恐ろしいアイデアにより何百人という人数が亡くなっている。一
度は話し合いで解決しようとしたらしいけど失敗に終わり、武力で解決することになったらしい。そのときはリクヤの普段見ない剣幕で来るなといわれ私たちは家で帰りを待つしかなかったけれど。多分、あれほど本気なリクヤは滅多に見ないと思う…
「来るって言うんなら俺がお前等を牢獄へと送ってでも来させない」…なんていう脅しまで言われたのだから。その後のことはリクヤは話してくれなかったけど…

「なんで…いまさらなの?…復讐にでもきたのかしら…?」

「んあ?…そんなわけねーだろ。ただお前を玩具にしたいがために精神的に入っただけだよ」

このとき恐らく現実の体が反応していたのなら鳥肌が全身に出来ていただろう…それくらい
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