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雲に隠れた月は朧げに聖なる光を放つ
第二話 ステータスプレート
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体に展開していく。あっと言う間に顔から下は装備で包まれた。さらに‥‥‥‥

「ファッ!?どこから出てきた!?」

どこからともなく仮面が現れたのである。どうやら鼻から顎の部分とそれより上の部分で分かれるらしい。

俺はヘルメットの要領で上半分を被り、鼻からした‥‥‥クラッシャーとでも言っておこう。クラッシャーを装着した。

カチッ‥‥‥‥

装着が完了した。メルドさんも初めて見たらしい。驚愕した顔をしている。

装備の着心地は中々のものだ。暑くも寒くもないし、動きやすい。

「メルドさん、何か固いものをお願いします」

「固いもの?これとかはどうだ?」

メルドさんは近くにあった鉄の板をよっこらしょと持ち上げる。

「ようし‥‥‥!」

力を込める。すると‥‥‥


ガシャン!

目のライトが光った。力が充填する。

「セイッ!!」

バギィ!!

「‥‥‥‥‥(驚愕)」

俺は鉄の板を殴ったところ、簡単に板が折れてしまった。

「これは‥‥‥すごいな‥‥‥」

俺は思わず、そう零すのだった‥‥‥‥。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さらに二週間が経過した。 俺のステータスは現在こんな感じだ。

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緋鷹幸 15歳 男 レベル:10

天職:時の番人

筋力:600

体力:500

耐性:350

敏捷:400

魔力:300

魔耐:150

技能:時止[7秒][+瞬間停止]・巻き戻し[1分]・霊力変換・全属性適正・暴走[+覚醒]・魔力操作・魔力自動回復・護身術・徒手空拳適正・マイナスG耐性・空間制圧能力・身体能力強化・射撃・威圧・言語理解

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止められる時間が少しだけ伸び、能力も底上げされた。ハジメ‥‥‥南雲も能力が少しだけ上がったらしい。錬成できる範囲が広がったのを見せてもらった。ハジメは剣だけで戦うのではなく、錬成で身動きを封じてから剣でトドメを刺す戦い方にしたらしい。これには騎士団も感心していた。

「‥‥‥時止!」

俺は時を止める練習をしていた。練習すればするほど止められる時間は長くなる。ちなみに俺たち番人組は魔力操作というものがある。これのおかげで魔法陣や長ったらしい詠唱をしなくても魔法を発動できるのだ。

「っと‥‥‥あいつらまたハジメに何かしてるな」

俺は止まった時の中で、今にも蹲ったハジメを蹴ろうとする檜山を見つけた。ビキビキと青筋が立つ。俺は止まった時の中を移動して檜山の真後ろに立つ。俺は既に変身しているので、檜山の後頭部を軽く殴る。軽くとは言
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