【渇望】
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つだったか、母にそう言われた事をふと思い出す。
螺旋のように無限に成長していくことの出来る形──?“それ”に俺は、なれるだろうか。分家の、俺に。籠の中の鳥に。
いつか……自ら鍵をこじ開け、籠の中から飛び立つ事が……出来るのだろうか。
分からない。
今はただ、宗家への怨みを糧に強くなる他は───
それでもどこか、怨み続ける事に“疲れ”を感じている自分がいるのも確かだった。
出来る事なら……解放、されたい。
この、先の見えない暗闇から……誰か───
《終》
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