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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第5話 巻き込まれた学友
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私もトーレと同じデータを元に造られたけど、彼女とは比べ物にならない程の性能よ、一緒にしないでほしいわ」
「でも僕からしたらトーレさんの方が好きだよ」
「それはあなたの感性よ、私は特に気にする事では無いわ。1人増えようが問題無い、ここで消させてもらう」

そう言って再度スフィアを出現させるイクト。

「ライ気をつけろ!!それは………「青龍鱗!!」」

そんなフェリアの指摘の途中にイクトに向かって複数の魔力弾が飛んできた。

「くっ、一体………」

「間に合ったか………」
「フェリア姉、無事!?」

「桐谷、ノーヴェ………!!」

魔力弾を放ったのは桐谷、そしてノーヴェは途中桐谷に会い、ここまで運んできてもらった。

「まさかこんなに短時間でブラックサレナを倒すとは………」
「所詮まがい物だ。俺や零治の敵じゃない。零治では無いが、俺の家族に手を出すんなら覚悟してもらうぞ、フェリア達と同じ戦闘機人だろうと容赦しない………」

両腕を構え、イクトを見据える桐谷。

「僕も、同じだよ、フェリアは家族なんだ。こんな酷い事されて黙っていられないよ………」

桐谷と同じくハーケンをザンバーに変えたライが構え相手の動きを見る

「………これは手を抜いて勝てる相手ではなさそうだな………仕方がない私も奥の手を………」

そんな時、イクトに向かって小さなディスプレイが展開された。

『イクト、帰還しなさい。流石の君でもこの2人を相手では厳しいだろう』
「しかしドクター………」
『帰還しなさい』
「………了解しました」

ディスプレイが閉じるとイクトの下に魔方陣が展開される。

「何これ!?」
「済まないがドクターに帰還命令が出た。本日はこれで終わりだ」
「待て!!」

桐谷が慌てて捕まえようとするが、魔方陣から光の柱が現れ、それが柱となり桐谷を弾き返した。

「くっ!!」
「「桐谷!!」」
『また会いましょう、スカリエッティの戦闘機人に地球の魔導師達。次は必ず消します』

そう言ってイクトは消えていった………











「フェリア!!」
「フェリア姉!!」

「だ、大丈夫だ………まあライが来なければ危うかったが………」

もの凄い勢いで迫られ、その勢いに後ろへ倒れそうになったフェリアだが、何とか持ちこたえ、そう言葉を返した。

「良かった………足止めをするって言ったときは本当にどうなるか………って私………」
「ノーヴェ………」

涙を流しながら話すノーヴェを優しく抱きしめるフェリア。

「何が戦闘機人だ………俺達と変わらない人なのに………」
「桐谷?」

「零治………やっぱり俺はのんびりしてるのは苦手みたいだ………」

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