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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第5話 巻き込まれた学友
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「心当たり………?」
「それは後で話す。今はフェリア達と合流するのが先だろ?桐谷」
「………ああ、そうだな。済まない零治」
「いいさ、それじゃあ急いで行くぞ」
零治達は急いでその場を後にした………
「………これは素晴らしい攻撃だ。金属を爆発させるらしいが密閉された場所でこの攻撃をされたら手も足も出なかった。しかしこういう外部では別だな。逃げる場所があればどうとでもなる」
上空から冷静に推測され、フェリアは思わず下唇を噛んだ。
「そんなの分かっているさ………」
既に隠し持っていたナイフもスティンガーもコインも無く、完全に追い込まれた状態のフェリア。
嫌な汗が頬を流れる。
「さて、あまり時間もかけていられないのでな、これで終わらせる。ハイブレード」
両手のブレードが通常よりも長くなり、そのブレードをフェリアに向けた。
「フェリア姉!!」
エアライナーを迷宮のようにぐじゃぐじゃに展開するノーヴェ。
「よせ!!使いすぎだ!!」
「良いからフェリア姉逃げるよ!!私達はこんなところで死ねないんだ!!」
「ノーヴェ………」
「邪魔よ!!」
しかしそんなエアライナーも直ぐに斬り裂かれ、時間稼ぎにもならない。
「ここは私が何としても抑える!だからノーヴェは早く逃げろ!!」
「い、嫌だ!!」
「たまには姉にも良い格好をさせろ………良いから行け!!」
「でも………」
「逃がしませんよ!!!」
そんな2人に決める時間を与える事無く、向かってくるイクト。
「行け、ノーヴェ!!」
「くっ………フェリア姉………」
ノーヴェは涙を流しながら背を向け駆け出した。
「行かせるか!!」
スフィアを操り、ノーヴェを攻撃しようとするがそこに小さな爆発が起こった。
「………まだ持っていたのね」
「妹達には手を出させん」
財布から小銭を数枚手のひらで握り、言う。
(これが無くなれば私の手持ちの金属は無くなる、そうなったら後は………)
近くにあったビルを横目に見ながらそう思うフェリア。
(あそこに誘い込んでビルを爆破すれば奴を倒せずとも足止めは充分出来る)
覚悟を決めたフェリアは真っ直ぐイクトを見つめ、手に握っていた小銭を投げつけた。
「くっ、まだそんなに………!!」
「ISランブルデトネイター!!」
その小銭達は一斉に爆発する。その好きにフェリアはビルに向かってダッシュした。
「くっ、甘く見すぎた………だけどこれで終わりね、スフィア行け!!」
今度はフェリアに向けスフィアを向かわせる。
「あぐっ!?」
スフィアから発射されたレーザーの様な魔力弾はフェ
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