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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第5話 巻き込まれた学友
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!」

そう思った桐谷は右腕のブレードを構え、再びブラックサレナに向かって突っ込む。

「零治、バック!!」

桐谷の叫びを聞いた零治はその場から転移で数メートル先に下がる。

「白虎咬!!」

右腕のブレードで装甲を突き、左手に貯めた魔力をそのままぶつけた。
大きな爆発が起きたものの、致命傷には程遠い。

「ちっ!?」
「今度は俺だ!!全てを斬り裂く!!」
『獣破轟衝斬!!』

横への斬り払いの後、凄まじい魔力を纏った刃で上空へ大きく斬り裂いた。

「これで!!」
『マスター、タイミングバッチリです!!』
「………零治!!』

ダメージを受けて固まっていたブラックサレナだったが、最初に腕が動き始め、その後立ち上がった。

「損害40%……………作戦行動支障無し」
「マジか!?」
『技の中でも威力がある技なのに………』

そんな驚きも束の間、ブラックサレナは直ぐに次の行動に移ろうとしている。

「………零治」
「何だ桐谷?」
「奴の動きを少し止めててくれ。俺が奴を沈める」
「何をする気だ?」
「セレンの奥の手さ」

そう言って腕を前でクロスして構える。

『桐谷さん、一体何を………』
「桐谷の本気って事かな………ラグナル、相手の足を止めるぞ」
『分かりました』

ラグナルの返事を聞いて零治は駆け出した。









「フェリア姉!!高速でこっちに何か向かって来てるよ!!」

セインの言葉にその場にいた全員の顔に緊張が走る。

「くっ!?やはり1人だけでは無かったか」
「こうなったら私もレイ兄達の手伝いを………」
「お前はエリアルボードが無いと無能なんだから黙ってろ!!」
「そんな馬鹿な………」
「まあ簡単に言っちゃうと物を浮かせるだけだもんね」

ノーヴェの言葉で雷が落ちたような顔をするウェンディ。
更にセインの手厳しいツッコミに流石に黙って居られなかったのかセインを睨みつける。

「地面に潜るだけのセインには言われたくないっス!!!」
「この能力ドクターにかなり貴重って言われてるんだからね!!!」
「黙れ2人共、今は非常時なんだぞ!!!」
「「うるさい脳筋」」
「何だそれ!?私の能力の事でか!?能力の事でか!!」

「ねえフェリアちゃん、妹さん達喧嘩始めちゃったけど………」
「いつも通りだから気にするな」
「さっきまで真面目だったのに本当に締まらないなぁ………」

そんな3人の妹達を見ながらフェリア、植川、明人は話していた。
すると………

「この空間に誰かいたと思えばまさかスカリエッティの戦闘機人達とは………」

上空で女性の声が。
聞き覚えのある声でフェリア達姉妹は驚いて上を見上げた。
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