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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第5話 巻き込まれた学友
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ままじゃ確実に殺されてるぞ!!あの黒の亡霊は俺達犯罪者を捕まえようなんて思ってねえ!!それにこの地球には今、魔導師はいない筈だ!!ここは何処かに隠れて時間が過ぎるのを………」
「目標発見………」
「不味い!!」
「見つかった!!!」
「殲滅………」
『終わったね』
『はい、死体も処理完了しました』
夕暮れに潜むように深い森に佇む黒い影。
それを挟むように2つのディスプレイがその場で話をしていた。
『どうだいクレイン、完成度は?』
『フィールドの強度はともかく、装甲の硬さはオリジナルにも充分引けを取らない出来上がりですね』
『それは重畳。しかしフィールドはまだ完全じゃないか………』
『佐藤加奈のデバイスの件ですが………』
『本局への勤務を勧めてはいるのだがね、本人は神崎君と同じ武装隊を望んでいていね………いやはや困ったものだ』
『………そういう割には嬉しそうですね』
『いやはや、彼らは中々見処があってね………』
『………ヴェリエ様』
『いやぁ、済まない済まない。まあデバイスのデータの件はどうとでもなる』
「あの………ドクター」
『どうしたイクト?』
「ブラックサレナ、何処かへ転移してしまいました」
『何!?』
『どこへ行った!?』
「この方角ですと………隣の海鳴市みたいです」
『追え、イクト!!』
「はいドクター」
その場にいた紫の髪の女性は颯爽と空に飛び上がった………
それはいきなり現れた。
「は………?」
「何………?」
全身黒い装甲に覆われた2m程のロボットの様な存在。
これは紛れも無く………
「零治のブラックサレナ………」
「クレイン………!!」
小さいながらも思わず感情的に声を出してしまった。
「目標………高ランク魔導師2名。これより殲滅します」
そう言うと両腕に魔力刃を展開するブラックサレナ。
「こんな街中で!?」
「セレン!!」
「はい結界を張ります!!」
桐谷の命令によりこの辺り一帯が結界に覆われた。
「これは………」
「何………?」
「フェリア、ノーヴェ、セイン、ウェンディ、2人を頼む」
「ああ」
「分かってる」
「任せて」
「2人も気を付けてっス」
そう言って4人は一般人である明人と植川を連れて行った。
「桐谷」
「ああ、やるか」
そう言って2人は並んで立つ。
「ラグナル」
「セレン」
「「セットアップ」」
2人は光に包まれた。
「ここまで来れば一安心だろう」
「レイ達だけで大丈夫かな?」
「あの2人なら大丈夫だろう。それよりセイン、警戒
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