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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第5話 巻き込まれた学友
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スを抱き、内心ではバレる事を恐れていたんだろう。

「そうだよ、私もそんな事じゃ嫌いにならないよ。むしろもっと仲良くなりたいと思っちゃった!!みんな何か得意技あるんでしょ!!今度見せて見せて!!」

いつもながら空気を読まない植川だったが、その天然が今回は空気を和ませる。

「………うん!!今度見せてあげるよ、だからまた遊びに行こう!!」
「うん、約束ね!!」

そんな植川とセインの会話で皆が笑顔になる。

「さあ、帰ろう。また明日も学校だ」

こうして俺達はそれぞれ解散したのだった………










「呆気なくやられたね」
「………済みません」

暗い部屋に2人の男性が話していた。

「まあ仕方がないさ、まだ完全でも無いんだ。これからの発展を期待するさ」
「………お任せを」
「それともう地球には極力ちょっかいを出さないでくれ」
「何故ですか?彼らの実力であればこちらも良いデータを取れるのですが………」
「地球は管理外世界ではあるが地球出身の魔導師は誰もが高ランク魔導師、出来れば敵になるような事は避けたい」
「神崎大悟、佐藤加奈、高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやてとヴォルケンリッター………確かに大物揃いですね。ですがだからこそ………」
「クレイン、これは決定事項だ」
「………了解しました」

そう返事をしたクレインはそのまま静かに部屋を後にした………











「まあこんな事があったんだよな………って!!」
「何をボーッとしてるのだレイ?」

教科書を丸めた棍棒で夜美に叩かれて我に返る。

「いや、ちょっと明人達のあの夜の事を」
「ああ、あの事件か………」

未だにラブラブアピールを続けるウェンディとそれをツッコミながら交わし続ける2人のやり取りを見て呟く。

「巻き込む形にはなったがウェンディ達には大きな存在になったな」
「あんなに悩んでるとは俺も思わなかったからな………」
「まあそれはもう、済んだ事だ。さあ続きを始めようか、星が来る前に」
「………そうだな」

こうして勉強を再会する俺だったが、後に星がやって来て勉強を教えるのは私だと夜美と喧嘩を始め勉強にならなくなるのだった………
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