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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第5話 巻き込まれた学友
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隣に居たライにも聞こえないほど小さな声で桐谷は呟いた………














「先ずはみんな無事で良かった………」

時間は既に19時を回っていたが、取り敢えず誰もいない高台へと集まる俺達。
あの時戦ったブラックサレナは爆破されていてその場には跡形も残っておらず、行き際にラグナルが撮った映像しか残っていなかった。

高台に行く途中に家に連絡して星と夜美にも来てもらい、合流してから今回の事を話した。

「それと明人と植川、巻き込んで悪かった」
「もういいさ、みんな無事だったんだし」
「そうだね、みんな何も無くて良かったよ!!」

そんな2人の言葉にその場にいたみんな安堵した。
やっぱりこの2人は優しいや。そしてだからこそ包み隠さず話そう。

「俺達は実は………」










「魔導師か………」
「魔法がある世界ってあったんだね………」

やっぱり俺達が話す事は信じられない事ばかりな様でずっと驚いた顔で聞いていた。

「因みに戦闘機人の事はアリサやすずかも知らないんだ、だからこの事は誰にも言わないで欲しい」
「ああ、分かってる」
「うん、私は口は固いから安心して!!」

自信満々で力強くガッツポーズしたが天然な植川だけに安心できない………

「あの………」

そんな2人におずおずと話しかけるウェンディ。
フェリアは割り切っているのか、バレた時も一番動揺していなかったと明人に聞いた。
やはりその辺りはくぐった修羅場が違うのだとつくづく感じた。

「私達は………普通の人間じゃないっス………気持ち悪いって思われるかもしれないっスけど………できれはこれからも仲良く………」

最後の方は皆に聞こえるか微妙な程弱々しく話すウェンディの姿は俺も、この場にいる皆が一度も見たとこが無かった姿だった。今にも折れてしまいそうでいつものウェンディらしさは全く無かった。
後ろを見るとセインとノーヴェも同じ様で俯いたまま動かない。

「………ウェンディ」

そう名前を呼んで明人はゆっくり近づく。
そして優しくウェンディの頭に手をあてた。

「ウェンディはウェンディだろ?初めて今日あったけど、明るく、テンションが異様に高くて、変な子だと思ってたけど、姉思いで優しい末っ子だとも思ったよ。戦闘機人?俺から見たらただの女の子にしか見えないよ。だから気にしなくていい。君達はみんな立派な『人』だよ。あの敵の彼女みたいに人形じゃない」

「明人………先輩………」

そう呟くと明人の胸に頭を当て、静かに泣き始めた。

戦闘機人。
初めこそその存在に何も感じなかったであろう彼女達も俺達と共に地球で過ごす内に、人として違う自分達にコンプレック
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