暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第60話 野生の勝負!トミーロッド、本気の強さ!!
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心当たりはあるがリスクが高すぎると教えてくれませんでした。それでも何度も頼み込んで土下座もしました。遂に折れたルフェイさんは豪水について教えてくれました。
『豪水は飲めば一時は凄まじい力を得ることが出来ますがその後必ず死にます。皆さんは悪魔なのでもしかしたら助かる可能性もあるかもしれません。ですが正直おすすめはできません、だってこれは予想でしかありませんから。悪いことは言いません、そんなものを使わなくても皆さんなら強くなれますよ。だから思い留まってください。もし皆さんに何かあったら師匠やリアスさんは悲しみますよ?』
ルフェイは最後の最後まで私達を止めようとしてくれました。でも私達は折れませんでした。
『……分かりました、なら私も一緒に背負います。もし皆さんに何かあったら私も腹を斬ります!日本の武士がする切腹です!……だからどうか使うのは最後まで思い留まってください、じゃないと私まで死んじゃいますよ?』
ルフェイさんは笑いましたがそれが冗談でないのは彼女が流した涙で分かりました。もし豪水を飲んで私達が死ねば彼女は迷いなく腹を斬るでしょう。
……分かっています、こんなのは私達の自己満足だって事は。誰もこんなことは望んでいないし先輩や部長、他の仲間達を悲しませることになると分かっています。
「でも私は……イッセー先輩に死んでほしくありません……」
「僕だってそうさ、恩も返せてないのにイッセー君を死なせるわけにはいかない」
「わたくしも同じ気持ちですわ」
今もボロボロになりながら必死でトミーロッドと戦っている先輩を見て私達は自分の弱さに苛立ちを感じます。
彼を支えたいのに何もできない、今だって肝心な時は全部任せてしまっている。こんなの対等な関係じゃありません……
「イッセー先輩、リアス部長、皆……勝手な自己満足で愚かな選択をした私達を許してください……!」
イッセー先輩もリアス部長もアーシアさん達もルフェイさんも死なせません。絶対に生き残ると覚悟した私達は3人同時に豪水を飲み干しました。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
すると体から凄まじい力が生まれて体中に駆け巡っていきます。それと同時に腕に痣が出ると想像を絶する痛みも生まれましたが歯を食いしばって何とか耐えます。
そして私達は今まさに食い殺されかけているイッセー先輩の元に向かいました。祐斗先輩が地面から魔剣を召喚してトミーロッドの攻撃を防ぎました。
「なんだ、これは!」
魔剣に阻まれて一旦立ち止まったトミーロッド、そこにいくつもの落雷が落ちて地面に穴を開けます。トミーロッドはそれをかわしましたがその隙に奴の背後から二重の極み……いえ指を開き三重
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