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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第60話 野生の勝負!トミーロッド、本気の強さ!!
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で私に声をかけてきた……ってオーロラ!?


 イリナが指を刺したほうを見てみると、そこには微かにだがオーロラが存在した。


「これは……っ鉄平さん!」
「ああ、もしかしたら今の振動でスープが出てきたのかもしれない。あのオーロラの大きさだと少量だが確かにある!」
「……!」


 やった!まだ諦めるのには早かったのね!


「皆、手分けしてスープを探しましょう!イッセー達の頑張りに応えるためにも絶対に!」
『応っ!!』


 待っていて、イッセー、皆……!



――――――――――

――――――

―――


side:小猫


 イッセー先輩とトミーロッドが戦いを始めました。私と祐斗先輩はその間に倒れている朱乃先輩の元に向かいます。


「朱乃先輩!」
「うっ……うう……」
「良かった、生きているよ」


 朱乃先輩は倒れていますが生きていました。でもどうして虫の大群に飲み込まれたのに無事でいられたのでしょうか?


「昆虫たちの様子がおかしいね、動きが鈍くなっている」
「それに何だか良い匂いがします。爽やかで心地の良い匂い……まるで森の中に入ったような錯覚がするくらいです」
「……フォトンチッドですわ」
「朱乃先輩!」


 祐斗先輩が朱乃先輩を抱き起すと彼女は弱弱しくも私達に説明をしてくれました。


「フォトンチッドというのは植物が身を守るために発する殺虫殺菌作用のある物質の事ですわ……」
「そうか、虫たちは嫌いな匂いのせいで動きが鈍くなったのか」
「それで朱乃先輩は無事だったんですね。でもどうしてそんな匂いが朱乃先輩からしたんですか?」
「イッセー君のお蔭ですわ。きっとグルメ細胞の力がフォトンチッドを産み出したのだと思います……イッセー君の側にいたわたくしにはその匂いが移っていた。だからこうして生きていられましたの」
「イッセー君が……」


 私達は朱乃先輩の話を聞いてトミーロッドと戦うイッセー先輩を見ました。確かに残っていた虫たちもイッセー先輩や私達に近づかなくなっています。


「シャアアッ!」


 イッセー先輩は先制して目にも止まらない高速ジャブでトミーロッドを放つます。でもトミーロッドはそれを悠々と回避して先輩の背後に回り込みました。


 ガチィィンと金属がぶつかったような音がします、それはトミーロッドが先輩の顔に噛みつこうとして空振りした際に歯と歯がぶつかって起こった音でした。


「何だ、あの牙は!?」


 さっきまで見えませんでしたが今のトミーロッドの口には鋭い牙がズラリと並んでいました。先輩は素早くナイフを放ちますが既にトミーロッドは先輩の死角に入り込むと左腕に噛みつきまし
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