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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第60話 野生の勝負!トミーロッド、本気の強さ!!
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を取り扱っているグルメヤクザなんだ。警戒するのは無理もないわ。
「……お前ら、リュウさんの所の組だろ?」
「なっ、何故組長の名を!?」
「俺の師匠がリュウさんと知り合いなんだよ。俺も一回会ったこともある」
「組長と再生屋が……?」
「あの人の組はまだ許容範囲できるレベルだ、俺も正義の味方ぶるつもりはないからやり過ぎない限り手は出さないさ。それに今回の依頼は食材の保護であってお前らは関係ない」
「……」
鉄平さんの言葉にシンさん達は居たたまれないような表情を浮かべた。まあ早とちりで武器を向けちゃったから気まずいわよね。
「……その、すまなかった」
「いいよ別に。気にすんなって」
シンさん達も落ち着いたみたいだしこれで話が進められるわね。
「俺が今回受けた依頼はセンチュリースープ……グルメショーウインドーの状態の確認と場合によってはそれを保護することだ。だが美食屋と再生屋は明確に敵対しているわけじゃないが立場上対立することもある。俺は有名人だからいらぬ警戒をさせない為に正体を隠していたって訳さ」
「なるほど、そういう事だったのね」
確かに彼はかなり強いだろうし一人だけ再生屋がいると知れば良からぬことを考える人物も出るかもしれない、顔を隠していたのはいらぬ争いの種を蒔かないようにするためだったのね。
「ん?ちょっと待て。今センチュリースープの保護をすると言っていたな?ならセンチュリースープの再生をしてくれるというのか?」
「やったじゃない、これでセンチュリースープをゲットできるわ!」
ゼノヴィアの言葉にイリナも嬉しそうに両手を合わせて笑みを浮かべた。再生屋の彼ならグルメショーウインドーを再生させることもできるかもしれないわね。
「期待させておいて済まないがそれは無理だ」
「えっ、どうしてですか?」
「グルメショーウインドーはもう死にかけている。中の食材は枯渇しかけているし再生させようにも中で冷凍保存されている食材はほぼ全てがもうこの世には存在しない絶滅種……いくら俺でも再生させるのは不可能に近い」
「そんな……」
希望を見つけたと思ったが、鉄平さんの言葉に私は再び絶望に落とされた。再生屋の彼でも無理ならやはりスープを手に入れることはできないのかしら……
その時私達がいる子の氷山が大きく揺れたわ、きっとイッセー達が戦っているのね。
「この振動は……」
「きっとイッセー達が戦っているんだろう。彼らが身を削ってまで道を作ってくれたというのに私達はそれに応えることが出来ないなんて……クソッ!」
「……?リアスさん、あれはオーロラじゃない?」
ゼノヴィアは悔しそうに拳を握る、でもイリナは何かを見つけたみたい
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