暁 〜小説投稿サイト〜
家電製品を面白く
第四章

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「こんなの別にいらないだろ」
「それに喋るラジオとかな」
「会話出来るのはいいにしてもな」
「何でコックニーなんだ?」
「コックニーにしたセンスが不明だな」
「掃除機に空気清浄機な」
 これもというのだ。
「理解不能だな」
「一緒にしても意味ないんじゃないのか?」
「これ一緒にした奴何考えてるんだ?」
「二段のクーラーってのもな」
「あとロック歌うヒーターって何だよ」
「普通にCDプレーヤーとか付けた方がよくないか?」
「どう考えたらそうなるんだよ」
「あと猫型ロボットみたいな踊る時計な」
 特にこの時計のことが言われた。
「意味不明だな」
「日本のあの漫画に似てるな」
「まあ著作権言われるまで似てないけれどな」
「そっちを思わせるしな」
「これまた変な時計だな」
「可愛いけれどな」
「というかイギリスだからか?」
 遂にはこんな言葉が出て来た。
「こんなの開発するとかな」
「しかも実際に売るとかな」
「おまけに飛ぶ様に売れてるとかな」
「イギリスだからか」
 ここでこの言葉も出た。
「だからか」
「おい、それどういうことだよ」
「イギリスだからっていうと」
「それどういう意味だ?」
「人種的偏見だったら駄目だぞ」
「そういうので何もわからないからな」
「だからな、そういうのじゃなくてな」
 人種的偏見は否定された、そのうえで言われたのだった。
「よく平気でイギリス面っていうだろ」
「ああ、英国面か」
「あのジョークだよな」
「イギリスって変な平気やたら造るからな」
「ノルマンディーで失敗したあれとかな」
「二人乗りで後ろの座席に回転銃座置いた戦闘機とかな」
「氷山空母もあったな」 
 軍事に詳しい者達が口々に言いだした。
「流石にあの空母は建造されなかったけれどな」
「考えただけでも凄いよな」
「他にもランカスターにでかい爆弾搭載させたな」
「ダムバスターな」
「最近は艦橋二つある空母設計で出してたな」
「あれはあれで面白いけれどな」
「戦車とかドレッドノートは画期的だったけれどな」
 この二つの兵器は兵器の歴史を変えたとさえ言われている、戦車は陸軍になくてはならないものになっていてドレッドノート級戦艦から軍艦の在り方が変わっている。
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