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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十四話〜小さな少女と弓兵
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side なのは
「すみません、シグナムさん。車出してもらっちゃって………」
「なに、車はテスタロッサからの借り物だし、向こうにはシスターシャッハがいる。私が仲介するのが一番だろう。しかし、検査が済んだとして、あの子はどうなるのだろうな」
「当分は、聖王教会か六課で預かることになるでしょうね……受け入れ先を探すにしても、長期の安全が保障されてからでないと………」
そんな時、
「騎士シグナム、聖王教会、シャッハ・ヌエラです!」
「どうされましたか?」
「すみません、こちらの不手際で検査の合間にあの子が逃げ出してしまいました……」
……………………………………………………
「申し訳ありません!」
「状況は?」
「転移や侵入、飛行の形跡はありませんでした。特別病棟付近の封鎖と避難は済んでます」
「でしたら手分けして探しましょう。シグナム副隊長」
「はい。私たちは中を探します」
「私は外を」
私が向かったのは中庭。外でいるとしたらここしかない。
中庭についたところで物音が。その方向を見ると、あの子はいた。その目は右が翡翠色、左が紅色のオッドアイ。そんな異質な見た目をしているが、私のあげたウサギの人形を抱いていた。
「………」
「やっと見つけた。心配したんだよ?こっちにおいで」
そう言って近づいていくと………
「下がってください!」
バリアジャケットを展開したシスターシャッハが。
「あ、あ、う………」
その場にへたり込む女の子。そして、
「うええええーん」
泣き出してしまった。
「シスターシャッハ、少し下がっていてもらえますか?」
「え、あ、はぁ」
シスターシャッハは後ろに下がった。私は女の子の前に行き、
「ごめんね。びっくりしたよね。大丈夫?」
「ぁ………」
「立てる?」
「……うん」
(緊急の危険はなさそうです。シスターシャッハ、ありがとうございました)
(は、はい)
女の子の服についた泥をはたき、人形を渡す。
「はじめまして。高町なのはって言います。お名前、言える?」
「ヴィヴィオ……」
「ヴィヴィオかぁ、可愛い名前だね。ヴィヴィオはどこかに行きたかったの?」
「ママ、いないの……パパも……」
その言葉にはっとなる。私が話しかけていたから、だから………
「そっか、それは大変。一緒に探そうか?」
「………うん」
side フェイト
「機動六課に臨時査察?」
「うん。地上にそんな動きがあるらしいんよ」
「地上本部の査察はかなり厳しいんだよね
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