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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十四話〜小さな少女と弓兵
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……」
「うちはただでさえ突っ込みどころ満載なのに……」
そういえば、六課設立には真の目的がある、って言ってたっけ。
「ねえ、はやて。これは査察対策にも関係するんだけど、六課設立の真の理由、聞いてもいいかな?」
「…………そうやね。丁度今日カリムのとこに報告に行くんや。クロノ君も来る」
「クロノも?」
「そん時に全部話すよ。なのはちゃんと、それに、士郎やランスにも話しとくべきやな………。なのはちゃんが戻ってきたら出発しよか」
「なのはならそろそろ戻ってるは…ず……」
そういってなのはに通信を繋げた瞬間に聞こえたのは子供の泣き声。
映像にはおろおろするフォワード陣。困惑するなのは。件の女の子が映っていた。
「あのー?いったい何が……」
「あ!フェイト隊長。実は……」
「いっちゃやだー!!!!」
(連れて帰ってきたのはいいんだけど、なつかれちゃって離れてくれないの)
(で、フォワードに面倒見てもらおうとしたらこう、というわけやな)
(そうなの。たすけてよ〜)
(エース・オブ・エースにも勝てん相手はおるんやな〜)
あらら、そういうことか。
はやてと二人、ロビーに出る。と、
「いったいこれはなんの騒ぎだ?」
「おう、今日はずいぶんと賑やかじゃねえか」
割烹着姿の士郎と私服姿のランスが。
「ランス?ま〜た遊び歩いてたんか?」
「うげ、マスター……」
「うげ、やない。アンタも仕事や。さっさと着替えてきな」
「へ〜い」
あれ?そういえば泣き声がやんでる……?
見ると、
「…………」
「む?どうしたのだ?」
女の子は士郎を見つめていた。
「ヴィヴィオ、この人は士郎さん。なのはさんの大切なお友達だよ」
「……おっきい」
「おっきい?……ああ、私の背丈の事か」
「……いいにおい」
その問いに、しゃがんで目線を合わせる士郎。
「お兄さんはな、さっきまでみんなのご飯を作っていたんだよ」
「ヴィヴィオも食べる?士郎さんのご飯、とってもおいしいんだよ?」
「……たべる」
「そうか、じゃあお兄さんといこうか」
「なのはさんね、大事なお仕事があるの。それまで士郎さんとお留守番してくれる?」
「………うん」
「よし、じゃあ……」
士郎はヴィヴィオをひょい、っと持ち上げる。
「肩車で行こうか」
「わぁ〜」
士郎の肩車に興奮したヴィヴィオはすっかりご機嫌だ。これなら大丈夫だろう。
「いや、ぜんっぜん大丈夫やないで、フェイトちゃん」
「はやて!?人の心を読まないでよ!」
「忘れてへんか?カリムのとこに連れて行くのは……」
「士
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